ここがヘンだよ。外国人に聞いた、日本の好きな・嫌いな観光地
白馬の「スノーリゾート地」は最高!/オーストラリア人
続いては知人のオーストラリア人と台湾人の意見。長野県の白馬を推す声がオーストラリア人(30代・男性)からあり、台湾人からも北海道にニセコを評価する声がありました。どちらにも共通する土地の特徴としては、スノーリゾートですね。
長野県はやはり1998年に開催された長野冬季オリンピックの知名度が影響しているとかで、「オーストラリアで白馬の知名度は高い」と、日本在住経験もあるオーストラリア人が教えてくれました。
確かに筆者も白馬の盛り上がりを取材した経験がありますが、冬季の白馬で見かける欧米人やオセアニアの人の数は驚くほどです。白馬村の資料を見ると、訪日外国人旅行者の最多国籍であるオーストラリア人は延宿泊者数が年間約44,870人を記録しています。
夏の白馬はヒマラヤ山脈の美しさ並!/ネパール人
冬季ではありませんが、夏の白馬の山小屋で勤務した経験を持つネパール人(30代・男性)によると、白馬はネパールのヒマラヤ山脈の美しさにも引けと取らないと語っていました。
もちろん8,000m級の山々と3,000m級の日本の北アルプスが同列に語られるわけもなく、リップサービスも大いにあるはずですが、白馬周辺の美しさやスノーリゾートは外国人観光客も魅了するみたいですね。
ニセコはスノーリゾートの聖地!/台湾人
同じスノーリゾートの「聖地」としては、北海道のニセコも台湾人(20代・女性)から評価されていました。筆者がニセコに初めて取材で訪れた時期は、今から15年ほど前にさかのぼります。そのころからオーストラリア人などが大挙して押し寄せていて、現地のコンドミニアムなどは高値で売買されていました。
何気なく入った居酒屋ではニセコの不動産ビジネスを手掛けるオーストラリア人と同席になり、意気投合した思い出もあります。ニセコのパウダースノーは別格で、当時はスイスのサンモリッツにも負けないと評されていました。その評価は一過性では終わらず、今も続いているのですね。