日本にきて時計の意味がわかった。外国人が驚いたニッポンの当たり前
みなさんは海外旅行で外国を訪れた際、その国の見れない光景や文化に驚いた経験はありませんか?例えば、チップが必要だったり、公衆トイレが有料だったりと、日本とは異なる文化の国もありますよね。
もちろん逆も然りで、日本ではごく普通で当たり前のように思っていたことでも、日本を訪れた外国人からすると不思議だったり驚きに感じてしまうこともあるようです。
そこで今回は世界中を旅してきた筆者が、訪日経験のある外国人のみなさんに「日本に来て驚いたこと」についてインタビューを実施しました。いつもとは違う視点から、知られざる日本が見えるかもしれません。
訪日外国人が驚いた。ニッポンの意外なイメージ
仕事がら、世界の国々を歩き回る機会が多いです。海外の人々と交流を持つ機会にも恵まれています。
そうした国内外で出会った外国人たちに、「日本は○○だよね」と日本の印象をいわれるケースも少なくありませんが、その印象に日本人として「その○○に驚いているの?」と意外に思う瞬間も多々あります。
そこで今回は、実際に外国人に聞いた「日本で驚いた点」を印象的なコメントの中からいくつかまとめてみました。日本人には当たり前でも、諸外国の人々には少し驚かれるポイントの数々。ぜひともチェックしてみてくださいね。
公衆トイレと自動販売機が異様に多い/マレーシア人
まずは町中で見かける日本特有の景色から。マレーシア出身の方によると、初めて日本を訪れたときに日本では当たり前のあの光景に驚いたのだとか。
日本には街のいろいろなところに自動販売機が設置されています。その種類はドリンクだけじゃなくって、アイスクリームやお菓子まで販売されていることに驚きました。駅の構内にはフルーツの自動販売機があって、とてもびっくりしました。
あと、日本の街には公衆トイレが多いような気がします。公園内はもちろん、高架下などでも公衆トイレを見かけました。しかも有料だと思っていたら無料で使えるのでとても便利ですよね。(マレーシア出身・30代)
マレーシアの首都、クアラルンプールにあるテレビ局に勤務する30代のマレーシア出身の方の感想で、日本には自動販売と公衆トイレがとても多いと感じるのだとか。
確かに日本には公園などに公衆トイレが当たり前にありますし、自動販売機はそれこそ景観の統一感が極めて重要な古都の町並みにすら、積極的に紛れ込んで自らを主張していますよね。
公衆トイレについては、例えば東京都中央区だけを見ても区内に約83カ所の公衆便所が設置されていると、中央区が公表しています。その多くは公園内や橋のたもとにあり、古くなった公衆便所は災害時対応型公衆便所への改築も行われているとの話。
一方でマレーシアのクアラルンプール市役所によれば、クアラルンプール首都特別市全体で市役所提供の無料公衆トイレは約55カ所とされています。しかもそのほとんどが利用時間に制限があります(2019年6月時点)。
クアラルンプールの面積は約243平方キロメートル、東京都中央区は約10平方キロメートルです。
面積でいえばクアラルンプール首都特別市の方が中央区よりも約24倍以上広いのにもかかわらず、公衆トイレは中央区の方が多いのですね。「日本には公衆トイレが多い」という印象は、あながち間違っていない感想みたいです。