日本にきて時計の意味がわかった。外国人が驚いたニッポンの当たり前
人も交通機関も時間通り/ネパール出身
続いては、日本人の勤勉さに感動したというネーパール出身の方の感想から。都心部では怒涛の朝のラッシュで電車が遅れることもありますが日本人は遅刻をしないように会社へ出社する。そんな当たり前のような行動に、ちょっぴり驚いたのだとか。
東京で初めて朝のラッシュに遭遇したとき、とても衝撃を受けました。多くの人が電車を乗り降りしていて、電光掲示板に「delay(遅延)」の文字が出ていても、すぐに電車が到着していたので、そのときは「本当に遅れているの?」と思ってしまいました。
あと、みんな遅刻をしないように会社へ行っていることがスゴい。電車が遅れていても始業時間を守っていることに少し驚きました。(ネパール出身・40代)
日本人の勤勉さや規律的な行動に驚く外国人は、本当に多いですよね。勤勉で働き者で誠実でまじめという印象が、世界に共通する日本人の印象の様子。
一部の業界や会社では出社時間が一定ではないケースもありますが、一般的には出社時間が決まっていて、その時間に向けて疑いもなく日本人は通勤をします。
しかし、ネパールにおいて始業時間はおおよその目安で、守らないとオフィス中から白い目で見られるような厳しさはないみたいですね。
同じような感想を、日本に在住し日本の企業に勤務するマレーシア人の友人もかつて、一緒にお昼ご飯を食べた後で漏らしていました。「早くオフィスに戻らなければ怒られる」と。
似たような話として、諸外国から来た旅行者・移住者は、公共交通の正確な運行スケジュールにも、日本人のまじめさ、勤勉さを感じるみたいです。朝のラッシュ時の山手線(東京都)であっても、比較的時間通りに運行しています。
長大な距離を走る新幹線も、2時間に1本しか走っていないような田舎町のローカルバスも、時間通りに運行しています。県境をまたぐ山越えの細々としたローカルバスが、恐ろしいほど時間に正確に走っている点に感動するアメリカ人にも、最近筆者は会いました。
時刻表が時刻表として機能している当たり前の事実に、もしかしたら日本人はもっと感謝すべきなのかもしれませんね。