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サヨナラ、私の初恋。イタリア人と駆け抜けた青春のセンター街

TRiP EDiTOR編集部
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2019/10/05

サヨナラを悟ってしまった、ローマの休日

image by:Shutterstock.com

ナナ:それでも、見かけは結構うまくやっていたんだ、私たち。彼と生活をともにして、2カ月たったころ、彼の仕事が休みの日にふたりでローマに出かけたの。

スペイン広場ってわかる?あの階段のある…。

森山:わかる、わかる。「ローマの休日」でも出てくるあの広場でしょ。

ナナ:そう!あそこでね、まさにオードリー・ヘプバーンに憧れて彼とジェラートを食べてたの。ふたりで映画のシーンを再現したりしながら、楽しんでたんだけど…。

突如、警官がやってきて「いますぐ食べているものを捨てろ」っていわれて。

森山:え、ナゼ!?

ナナ:ローマって、スペイン広場や歴史的な建造物の前で飲食すること事態がNGなんだって。観光客がゴミを置き去りにしていくのが原因らしいんだけど。

ちなみに2019年からは座りこむのも禁止になったから、ほんと気をつけて。笑

森山:まじか…。災難だったね。


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ナナ:しかも、彼に聞いたら「知ってた」っていうのよ。じゃあ先にいってよって。「いや、バレなきゃ大丈夫だと思ったし」なんていうし…。

楽しかったのに、その一件で現実を叩きつけられたような気分になって。他人に気を使えるひとなのに、基本的なルールをふとしたことで無視できるんだ…って。

森山:たしかに、それはめっちゃ気持ちが萎えるわ。

ナナ:それが結果的に「私と彼ってなんか違うのかもな…」って悟った瞬間だった。数日後、私は観光ビザが切れる前に日本に帰国しましたとさ、ちゃんちゃん。

森山:彼とはそれっきり、もう会わないまま…?

ナナ:彼、2年前にイタリア人女性と結婚したのよ。ちょうど私も同じ時期に、日本人と結婚して。同じタイミングで、それぞれ別の相手と結婚したってわけ。

だから、会ってもいないよ。でも、毎年2回お互いの誕生日のときだけ「Happy Birthday」のメッセージは送りあってる。これは、これは私と彼だけの秘密。

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森山:いまでもつながってるんだ。

ナナ:なんだかんだ、特別な存在ではあるよね。たった数カ月だったけど、私にとっては、一生忘れられない思い出。あれは私の「ローマの休日」で、「初恋」だった。

たった数カ月の恋とはいえ、 渋谷で声をかけられたことがきっかけで、イタリアで生活をともにすることになるなんて…。人生って何があるかわかりませんね。

それにしても、イタリア人男性は料理上手だったり、几帳面な一面があったりと、意外に感じる部分も多かったのではないでしょうか。

今回のふたりはサヨナラに終わりましたが、愛さえがあれば、人種も国境もきっと関係ありません。

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