中国人を中心に熱視線。2019年「春節」で人気を得た都道府県TOP5
第3位 香川県(伸び率+23.1%)
3位は23.1%(約1.2倍)の伸びを見せた香川県がランクインしました。2018年10月に韓国のLCC・エアソウルが高松-ソウル線を毎日運航へ増便したことなどが寄与し、韓国からの予約が最も増加したそうです。
現在、高松空港には、ソウル・上海・台北・香港の4路線が運航しており、四国観光のハブとして利用されています。
香川県は日本の全47都道府県で最も面積が狭い県ですが、名物「うどん」を中心に盛んに観光PRを行っています。
高松城や「こんぴらさん」の名で親しまれている金刀比羅宮、平坦な山頂で知られる屋島、恋人の聖地、縁結びスポットとして知られるエンジェルロードなど数多くの観光スポットが存在します。
第2位 愛媛県(伸び率+64.7%)
2位には64.7%(約1.6倍)の予約増となった愛媛県がランクインしました。主要空港の松山空港には上海線・ソウル線の2つの国際線が就航しています。
今回の予約の伸びは2018年10月にチェジュ航空の松山−ソウル線が増便したことなどによるもので、スカイスキャナーでは韓国在住者による予約が最も伸びているそうです。
さらに、2019年にはエバー航空による松山−台北線の開設も発表されていて、四国や瀬戸内地方の周遊旅行の玄関口としても、今後利用者が増加すると予想されています。
愛媛県は、日本最古の温泉といわれる「道後温泉」、サイクリングコースとして知られる「しまなみ海道」など、訪日客にも人気の観光地を擁しています。
さらに、松山市のランドマークであるとともに愛媛県を代表する観光名所である松山城など名所・史跡が数多く存在します。
第1位 熊本県(伸び率+97.4%)
そして、1位に輝いたのは熊本県です。熊本県は、なんと97.4%(約2倍)の伸びを見せました。
旅行者の居住国別では香港からの予約が最も伸びており、香港のLCC・香港エクスプレスが2018年5月に熊本−香港線を定期便化するなど、アクセスの向上が大幅な伸びにつながったようです。
また韓国のLCC・ティーウェイ航空が2018年11月に熊本−大邱線で定期便を就航したことなどから、韓国からの予約も好調だそうです。
熊本県は、明治日本の産業革命遺産と長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の2つの世界遺産を擁しており、さらに、国の重要文化財や特別史跡に指定されている熊本城もあります。
こういった人気の観光スポットが多いことも1位になった要因ではないでしょうか。
今回のランキングでは、最近新たにこれら8カ国との就航アクセスが良くなった地域がランクインしたようです。今後さらに2020年には東京オリンピックが控えており、これからも日本各地がさまざまな地域の人々に、旅行先のひとつとして海外からの注目を集めそうですね。
source:PR TIMES
image by:Kelly.Lam/Shutterstock.com(香川県小豆島・道の駅 小豆島オリーブ公園)
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。