常識を疑え。外国の地名が付いているのに日本にしかないグルメ10選

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2019/06/05

第6位 中華そば

image by:HikoPhotography/Shutterstock.com

第6位にランクインした「中華そば」は、日本では主にラーメンを中心とした中国風の麺料理を指します。しかし、中国には中華そばなる料理は存在しません。

これは単に、日本で中国風の麺料理を日本のそばに例えて、「中華そば」と呼ぶだけなのです。明治時代から時代によって「南京そば」、「支那そば」、「中華そば」、そしてラーメンと変化していきました。

第5位 天津甘栗

image by:photoAC

第5位には、中華街でよく見かける「天津甘栗」がランクインしました。天津甘栗も「天津」という地名が付いているため、中国・天津にある食べ物だと思ってしまいますが、天津には「天津甘栗」なる食べものは存在しません。

中国では「天津甘栗」とはいわず、「糖炒栗子」、「炒栗子」と呼ばれ、なんと北京名物なのです。

なぜこうなったかというと、天津甘栗は栗を熱した小石のなかで砂糖をかけながら煎ったものであり、それに使う焼き栗は中国国内では北京が名産地でした。

しかし天津港が伝統的な海外出荷拠点であったため、日本では天津甘栗と呼ぶようになったのです。

第4位 中華まん

image by:photoAC

第4位には「中華まん」がランクインしました。これも中華そばと同じで、日本独自の呼び方です。中国でははるか昔に、人の頭の形に似せて小麦粉のなかに肉を詰めた饅頭という食べものがあり、これが日本の饅頭の起源となりました。

そして日本では、大正時代に新宿の中村屋が餡子ではなく、肉を入れたものをはじめて販売し、それが「肉まん」と呼ばれるようなり、それがいつしか「中華まん」となったといわれています。


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