知ってたらスゴい!世界の難しすぎる「漢字一文字」国名ランキング
第3位「錫」
3位には「錫」が選ばれました。こちらは「スリランカ」を意味する漢字です。ただし、スリランカの漢字表記の一部ではなく、古くからの呼び方「セイロン」の漢字表記「錫蘭」の一部。
そんなスリランカといえば有名な仏教国ですが、インドからガンダーラや中央アジアなどを経て日本などの東アジアに広まった大乗仏教ではなく、上座部仏教を信奉しています。
タイやカンボジアなどの東南アジアの仏教国の仏教は、スリランカから伝わったとされています(中国から大乗仏教が直接伝わったベトナムを除く)。スリランカから登録された世界文化遺産「アヌラーダプラ」も仏教の聖地です。
第2位「叙」
続いて2位は「叙」がランクインしました。これは「シリア」を意味する「叙利亜」の一文字漢字です。正確には、シリア・アラブ共和国といいます。
現在でも、内戦がおこっていたり、イスラエルほかの中東の国々との争いが絶えない同国。しかし、一方で古代より栄えていたため、多くの歴史的に価値のある遺跡も数多く存在します。
なかでも、古都ダマスクス、パルミラの遺跡、古代都市ボスラ、古都アレッポ、クラック・デ・シュヴァリエとカラット・サラーフ・アッディーンシリア北部の古代村落群という6つの世界遺産が有名です。
第1位「尼」
そして、第1位には「尼」が選ばれました。実は「インドネシア」のことなんです。これは、漢字表記の「印度尼西亜」の頭文字の「印」がすでにインドのことを表すために使われているため、中間部分の頭文字「尼」が採用されています。
インドネシアは、実は世界一イスラム教徒の多い国。そして、トバ火山、タンボラ火山・クラカタウ火山など人類史上に影響を与える巨大噴火をした火山が存在すことでも有名です。
今回は、「漢字一文字で書くとわからない国」をランキング形式でご紹介してきました。こうしてみると国名と全く関係なさそうな漢字が当てられている国もありましたね。
エジプトの「埃」、スウェーデンの「瑞」、ノルウェーの「諾」など知らなければ分からない、漢字一文字の国名がたくさんあります。身近な新聞やニュース記事などにも隠されていることがありますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
- source:gooランキング
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- ※本文を一部修正しました。(2021年3月10日)