山に囲まれた日本の恩恵。大自然を駆け抜ける全国「登山鉄道」7選

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2019/09/02

国土の4分の3が山地で占められている日本は、全国どこも山だらけ。鉄道といえば平坦な道を走っている印象が強いですが、日本ではそればかりとは限りません。

傾斜角が何十度にもなる急勾配を走る登山鉄道が点在しています。

今回は、そんな日本の山を優雅に走る鉄道にクローズアップ。自然を満喫しながら上り下りが楽しめる「登山鉄道」を7スポット、ご紹介していきます。これから秋の紅葉の時期の旅行にもぴったりですよ。

箱根登山鉄道/神奈川県

image by:witaya ratanasirikulchai/Shutterstock.com

小田原駅と強羅駅を結ぶ、「箱根登山鉄道」。開業は1919(大正8)年と長い歴史を持ちます。標高差約530mの急勾配を走るため、3箇所でスイッチバックを行いながら、傾斜をジグザグに登ります。

image by:photoAC

また、通常の鉄道では車輪とレールの間に油を巻きますが、ここでは滑るのを防止するために水が使われています。

ブレーキも電気、空気、手動に加えて、空気圧で石をレールに押しつけるレール圧着ブレーキを取り付けて安全性を高めているんだとか。

富士登山電車/山梨県

image by:Piti Sirisriro/Shutterstock.com

富士登山」の電車標高差は約500m、大月駅と河口湖駅を結んでいます。河口湖駅を降りると、湖が目の前に広がり、富士山の姿も目の当たりにすることができます。

image by:Piti Sirisriro/Shutterstock.com

沿線の風景と並んで見逃せないのが車両です。工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインした車両は「赤富士」「青富士」種類があり、内装は木や布などの自然素材を生かして落ち着いた雰囲気を出しています。

大井川鐵道井川線/静岡県

image by:photoAC

大井川鐵道井川線」、別名「南アルプスあぷとライン」。井川駅と千頭駅を結んでおり、日本で唯一のアプト式機関車が走っています。


アプト式機関車はアプトいちしろ駅と長島駅の間を走り、この2つの駅での連結作業も必見です。

image by:photoAC

さらに、味わいどころは傾斜感90パーミルの急勾配は日本一といわれています。また奥大井湖上駅や関の沢橋梁から見る奥大井の眺めも定評あり。車両が可愛らしいトロッコ型な点も、人気の理由のひとつです。

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