100年の歴史を刻んで。東京に現役で残る明治期の「レトロ建築物」5選
慶應義塾大学図書館旧館/東京都港区
「慶應義塾大学図書館旧館」は慶應義塾大学を象徴する建物で、広大な敷地に赤レンガで本館、書庫、八角塔が建てられています。1912(明治45)年に竣工され、現在は国の重要文化財に指定されているのです。また1981(昭和56)年には記念図書館、研究図書館として改修されています。
建物内の踊り場には、壮麗なステンドガラスが設けられており、公開日には見学をすることができますよ。
- 慶應義塾大学図書館旧館
- 東京都港区三田2-15-45(三田キャンパス内)
- JR田町駅より徒歩約8分
- 公開日のみ実施
- 公式サイト
国際子ども図書館/東京都台東区
台東区にある「国際子ども図書館」。現在は国立国会図書館に統合され、2002(平成14)年から児童書専門の図書館として利用されていますが、戦前の帝国図書館が前身です。1906(明治39)年に東洋一の図書館を目指して建設され、1929(昭和4)年に増築されました。
現在は明治から続くレンガ棟に加えて、2015(平成27)年につくられた安藤忠雄設計の「アーチ棟」があります。
レンガ棟は前部分の緩いアーチ型の大きな窓が特徴で、外壁は白とベージュ色のフランス積でつくられています。本体後部はガラスボックスで覆われるような構造です。内部は旧帝国図書館の貴賓室や特別閲覧室、同普通閲覧室、さらに大階段などほぼ当時の形を残したまま、使用されていますよ。
- 国際子ども図書館
- 東京都台東区上野公園12-49
- 03-3827-2053
- JR上野駅より徒歩約10分
- 休館日:月曜
- 9:30〜17:00
- 公式サイト
いまも現役としている明治期の建物の数々。実際にその地を訪れ見学したり、利用したりすることで、近代の歴史を味わってみてはいかがでしょうか。
- image by:gary yim / Shutterstock.com
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