ラクサ、フォー、ミー・アヤム…東南アジアの絶品「麺料理」食べ比べ
ミー・アヤム/インドネシア
インドネシアでポピュラーな麺料理「ミー・アヤム」。インドネシア語でミーは麺、アヤムは鶏肉を意味します。鶏肉の醤油煮とゆでた青菜を乗せ、丼の底に甘辛いタレが入っており、これらをよく混ぜてから食します。
あとはお好みでサンバルソース(唐辛子)やオイスターソースを入れて味付けすればOK。個人の好みでいろいろな味付けを楽しむことができるので、ぜひ自分のベストな味を作り出してみてください。
- 【材料例】
- 麺:小麦粉/切り麺
- スープ:オイスターソース、トマトソース、サンバルソース、甘醤油など
- 具:鶏肉、青菜、ネギなど
カオ・ソーイ/ラオス
ラオスの麺料理は隣国タイ、ベトナムの影響がとても強く現れていることが特徴です。この「カオ・ソーイ」はタイでもよく食べられる麺料理ですが、麺はベトナムのフォーに近い風味。
米粉で作られた麺に、ココナッツミルク、豚肉、魚粉をベースにスープに付けて食します。具は青菜やモヤシなど、野菜をたっぷり加えて混ぜて食すのがラオス流。また、もち米が主食だけあって、麺も他国のライスヌードルよりもっちりしているのが特徴です。
- 【材料例】
- 麺:米粉/河粉系
- スープ:ココナッツミルク、魚骨、豚肉など
- 具:モヤシ、青菜など
- ・関連記事
- >>>食べ比べ旅もいいね。日本人がおすすめするタイ料理「カオソーイ」(掲載日2019/10/23)
- >>>辛そうで辛くない。タイ料理「カオソーイ」がおいしい現地のお店5選(掲載日2019/06/08)
唐墨素麺/シンガポール
小さな国土にも関わらずマレー、インド、アラブ、華僑などの民族が共生する多民族国家シンガポール。このなかでも特に麺料理を多く食すのが、中国にルーツを持つ華僑の人々です。そのため華僑が集中するチャイナタウンでは、数多くの麺料理を食べることができます。
筆者おすすめは、イカスミを練りこんだ「イカスミ素麺」です。見た目はあまり良くありませんが、甘酢っぱいスープを絡めて食べてみると、まさに冷やし中華そのもので絶品ですよ。
- 【材料例】
- 麺:小麦粉、イカスミ/切り麺系
- スープ:甘醤油、ショウガ、ニンニクなど
- 具:青菜、キュウリ、唐辛子など
おまけ:ブルネイの麺料理
東南アジアの小国ブルネイですが、ブルネイ自体に独自の麺料理はありません。ただ、華僑、マレー系の麺料理が多く食されています。特に米粉から作られた麺に、鶏ガラを基本としたスープが主流です。
日本人も大好きな麺料理ですが、国によってその味は多種多様。日本からの直行便も多く、短期間で気軽に訪れることが出来る東南アジア諸国。各エリアを旅行で訪れた際には、ぜひその国の代表的な麺料理にトライしてみてはいかがでしょうか?
- image by:Haru
- ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。