ラクサ、フォー、ミー・アヤム…東南アジアの絶品「麺料理」食べ比べ

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2019/12/08

そばにうどん、ラーメンなどなど。地域によってこだわりもさまざまある日本は、麺料理が特別好きといっても過言ではないかもしれません。そんな麺料理は世界中で食されおり、伝統的なものから食文化同士が交錯し新たなものに昇華されたものまであります。

そこで今回は、世界でも麺料理の宝庫ともいわれる東南アジアの麺料理にスポットを当て、その魅力をご紹介します。

ニョニャ・ラクサ/マレーシア

image by:Haru

多民族国家マレーシアでは、さまざまな食文化が交錯するなかで独自の麺料理が誕生しました。

華僑の麺(米粉から作られた麺)に、マレー料理が良く使われるココナッツミルク、インドやイスラムのターメリックなどの香辛料を使ったスープ。これらが一般的に「ニョニャ料理」といわれております。

いま日本でも多く食されている担々麺に、クリーミーな味が加わった料理といえばイメージしやすいかもしれません。スパイシーではありますが食べやすく、日本人にもおすすめです。

  • 【材料例】
  • 麺:米粉/押し出し麺系列
  • スープ:ココナッツミルク、甲殻類、魚骨、ターメリックなど
  • 具:チャーシュー、ゆで卵、揚げ豆腐など

フォー/ベトナム

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ベトナムを代表する麺料理「フォー」は、東南アジア一の知名度を誇る麺料理ではないでしょうか?日本でも専門店ができるほど大人気です。少し太めな見た目から、日本でいうところの「きしめん」に似ていますが、原料は米粉から作られた「ライスヌードル」。

そこに鶏や牛の肉汁をベースとしたスープを入れ、肉、つみれ、野菜などの具材、さらにナンプラーにハーブ、ライムの絞り汁を加えることがあります。ヘルシーな料理としても評判が高く、世界中でフォーのインスタント麺が売られています。

  • 【材料例】
  • 麺:米粉/河粉系列
  • スープ:ナンプラー、鶏ガラ、鶏肉、牛肉、ショウガ、ニンニクなど
  • 具:肉団子、薄切り肉(牛)、モヤシ、ハーブ、唐辛子など

バミー・ナーム/タイ

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バミー・ナーム」は麺料理大国タイのなかでも、最も日本のラーメンの味に近いことから「タイ風ラーメン」ともいわれています。

そのルーツは中国福建省にあり、麺の原料には小麦粉を使用。東南アジアは一般的に米を原料とする麺料理が多いなか、小麦を使用した麺の歯ごたえは非常にめずらしく感じますね。スープ原料はナンプラーと塩のみで、とてもシンプルな味わいです。


  • 【材料例】
  • 麺:小麦粉/切り麺系列
  • スープ:ナンプラー、塩
  • 具:魚のつみれ、豚肉、レバー、ハツ、揚げニンニク、ネギなど

モヒンガー/ミャンマー

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モヒンガー」はミャンマーで非常に多く食されている麺料理です。米粉から作られた細麺に、魚ベースのだし汁を使用。スープのだしには淡水魚やナマズ、それらの骨を砕いた魚粉が使われ、そこに魚醤油と塩で仕上げます。

具はゆで卵やさつま揚げで、それらをお好みで唐辛子や香辛料を入れて食します。日本のラーメンのスープに素麺を付けて食べたような味がします。

  • 【材料例】
  • 麺:米粉/河粉系列
  • スープ:ナマズなど淡水魚、魚骨、魚醤油、塩など
  • 具:ゆで卵、さつま揚げなど

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