恐ろしいけど美しい。自然が作り出した全国「地獄スポット」6選

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2019/12/08

鬼の舌震/島根県奥出雲町

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島根県奥出雲町にある「鬼の舌震(したぶるい)」は、斐伊川の支流大馬木川がつくったV字峡谷で、長さは約2km。峡谷に奇岩が多いことで有名で、国の名勝・天然記念物に指定されています。

たとえば「水瓶(はんど)岩」。どう見ても誰かが岩を水瓶の形にしたように見えます。「鬼の試刀岩」も、ほんとうに刃物で切ったように岩が真っ二つになっているのが特徴。

また、ふたつの岩の間から川の水が流れ落ちる「鬼の落涙岩」も、まるで鬼が泣いているかのような形をしています。

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2013年には高さ約45m、長さ約160mの「舌震“恋”の吊橋」が完成。奇岩を鑑賞したあとは、吊橋でスリルを味わうこともできますよ。

別府地獄めぐり/大分県別府市

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別府地獄めぐり」は、別府温泉にある変わった源泉の周遊です。7つの源泉に「地獄」の名がつけられており、そのうちの海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄は国指定の名勝です。

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たとえば血の池地獄は、酸化マグネシウムなどを含んだ赤い泥が地下で熱せられて噴き出したもの。奈良時代の文書「豊後国風土記」にも出てくる日本最古の天然地獄です。

また龍巻地獄は間欠泉で、温度105度の湯を約30mの高さまで噴き出し、県の天然記念物にも指定されています。ちなみに7つの地獄のうち、海地獄、血の池地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄には足湯があります。

雲仙地獄/長崎県雲仙市

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雲仙温泉にある「雲仙地獄」は地底から蒸気が吹き出し、熱気があたりに立ちこめるスポットです。硫黄の臭いがするさまはたしかに地獄のよう。

2016年にリニューアルされ、遊歩道が整備されて約60分で地獄めぐりができるようになりました。


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足をのせると地熱や噴気を体感できる「雲仙地獄足蒸し」、雲仙地獄で蒸した卵を売っている「雲仙地獄工房」などのスポットがあり、観光客の人気を集めています。

今回は、全国にある「地獄スポット」をご紹介しました。まだまだ日本には地獄に由来するスポットが隠されています。珍しい景色を見に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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