アフターコロナで体験したい、いま注目を集める「サスティナブルな旅」とは

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2021/07/14

旅のスタイル、目的も名所、旧跡や観光施設を訪れるといった従来型のものから、その地域でしか体験できないことをしてみる「コト消費」を中心において、エコフレンドリーに行っていく「サステイナブルな旅」の需要が、近年たかまっています。

この「サステイナブルな旅」では、可能な限り公共交通機関エネルギーの消費が少ない移動手段を使ったりするなど、持続可能なスタイルをめざすもの。

そこで今回は、ブッキング・ドットコムが発表した「旅熱を刺激するサステイナブルな旅&体験」から、具体的なツアー例とそのエリアをいくつかご紹介。新型コロナウイルス収束後の旅行計画に、ぜひ組み込んでみてはいかがでしょうか。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
※ツアー内容はプレスリリース当時のものであり、本記事は現時点・今後のツアー催行を保証するものではありません。

ネパール

image by:PR TIMES

この国の景観と伝統をじっくりと体験するなら、現地ガイドと一緒に地方の山村へ足を運ぶツアーはいかがでしょうか。

ツアーのなかには国内でも比較的旅行者の少ない地域へのトレッキングや、ガイドの全員がかつて人身売買の被害を受けた女性によるものもあります。

体験としては、手作りの食事、現地の職人による伝統のカゴづくりや醸造技術の指導を受けることが可能。また、大きな問題となっている人身売買、性差別による暴力、児童婚などの実態を知るとともに、それらの撲滅に貢献することにもつながります。

image by:PR TIMES
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さらに同国内では、人里離れた地域でのホームステイや文化的な体験を行えるツアーもあります。

カトマンズから30kmほどの場所の伝統的な家屋に暮らす家族とホームステイでは、ネパール料理を習ったり、サンセット・バイクツアーに参加することもできます。これらのツアーは、ネパール女性の支援にもつながっています。


インド

image by:PR TIMES

インドで行われている数日間のトレッキングツアーのひとつでは、2週間程度をかけてインドでも最上級に険しく原始的な地形の土地を歩き、電気の通っていないヒマラヤの村々に持続可能な太陽光発電装置を届けていくというものがあります。

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太陽光発電という持続可能な電力があることで、これらの村では旅行者を迎え入れやすくなり、新たなビジネス機会や収入源を手に入れることができるのです。

ツアーではザンスカールの渓谷や周囲の山並みの美しい景色が眺められ、現地のオーガニック食材でできた食事を楽しめます。また、土地名産の銅製品の製作を職人から学ぶこともできますよ。

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もう少し短期間の旅ということあれば、過小評価されていたり、ユニークな文化や伝統の保護活動を行いながら、社会的立場の弱い地方コミュニティをサポートすることができるツアーもあります。

このツアーでは木々や渓流に囲まれた伝統的な家屋によるゲストハウスでの滞在などを通して、インド奥地の伝統や食文化を味わうことができます。

東南アジア

image by:PR TIMES

東南アジアの発展途上国にある、英語が話せなかったり、テクノロジーへのアクセスがない貧しい現地コミュニティの支援を行うためのツアーが行われており、得た利益が現地コミュニティに還元される仕組みになって。

インドネシア

インドネシアでは、ジャワ伝統の弓のレッスンや、手彫りスタンプのワークショップなどの体験ツアーが行われています。

タイ

タイ・バンコクで伝統のダンス、香水作り、ストリートフード・ワークショップなど、文化的なアクティビティをしたい旅行者を現地のエキスパートと繋げるツアー、試みが行われています。このような取り組みにより、文化遺産の消失を防止しているのです。

マレーシア

マレーシアでは、難民家族の家を訪れて手作りの伝統料理を楽しんだり、彼らの経験や文化について学ぶことのできるオープン・ハウスのプログラムを体験できるツアーがあります。これらのプログラムを通じて、難民の生活再建に貢献できるようになっています。


南米&南極大陸

image by:PR TIMES

中央・南アメリカをはじめ、南極大陸へのオーダーメイドツアーは多種多様。圧巻の景色が見られるトレス・デル・パイネ国立公園へのツアー、アタカマ砂漠で現地の天文学者が夜空に関する古代の謎を説明する、星を眺めるツアーなど、旅先のコミュニティに有意義な影響を与えることができるものツアーがあります。

また、あまり知られていない場所に、より均等に旅行者が訪れるような展開も行われているのです。

image by:PR TIMES

このほかにも、身体に不自由があるためなかなかツアーへ参加できない旅行者でも、車イスでマチュ・ピチュの頂上まで登ったり、イースター島のモアイ像を見に行ったりと、インクルーシブなトレッキングや体験を提供しているツアーもあります。

誰もが自由に、そして旅を通じて他国文化への理解を深めたり、世の中の役に立つような体験ができる。そんなサステイナブルな旅を、ぜひあなたの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

  • source:PR TIMES
  • image by:Shutterstock.com
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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