人気の道の駅「川場田園プラザ」のヒミツは異常なまでの“充実度”にあった
田んぼアートのスケールと技法に魅了され、埼玉、栃木と紹介してきた関東の田んぼアートですが、群馬でも見ることができるという情報があったため、早速行ってまいりました。
その場所というのは、群馬県利根郡川場村にある、川場村歴史民俗資料館の近くです。ちなみにこの川場村歴史民俗資料館は、超人気な道の駅「川場田園プラザ」の散策ルートに含まれる施設。
今回は田んぼアートにあわせ、これら施設の魅力をご紹介します。
まるでひとつのまち。巨大かつ充実の道の駅「川場田園プラザ」
「川場田園プラザ」というと、“家族で一日楽しめる道の駅”と有名で、実際に何度か訪れた事があり、大変なにぎわいを目の当たりにしていました。
しかし改めて川場田園プラザを調べてみると、その道の駅ですら施設の一部でしかないことを知り、その規模の大きさと、さまざまな施設の存在から“小さなまち”といっても過言ではない場所だなと感じます。
せっかくなので今回は、田んぼアートを含めた川場田園プラザ全体についてご紹介。まずは、お目当の田んぼアートへ。
川場村の田んぼアートは、緑のキャンバスに黒で描かれたシンプルでスッキリとした田んぼアートです。色彩を抑えている分だけ、絵柄がはっきりと映えるのが特徴的ですね。
この田んぼアートのデザインは、川場小学校の児童のアイデアが元となっており、川場村のゆるキャラである“かわたん”が、新元号を掲げているようすなのだとか。
この田んぼアート、“ふれあい橋”という橋の上から見ることができるのですが、施設規模が大き過ぎて場所がわからずにさまよい歩いたすえ、最終的に川場村民族資料館の職員の方に場所をお聞きしました。みなさんも訪れる際には、事前に橋の場所をチェックしてくださいね。
大規模アートである田んぼアートは、ビューポイントの角度と、崩し度合の塩梅が肝。
高さのある橋の上から見ることができる同所の田んぼアートは崩しが少なく、アートを描く線が明瞭なのも見どころのひとつではないでしょうか。