森に現れるメリーゴーラウンド。ファンタジックすぎる山梨県「萌木の村」
森のなかでメリーゴーラウンドと出会う喜び
そんなミラクルな驚きがいっぱいの庭を抜けていくと、森の中に突如現れるのがメリーゴーラウンド!
ソフィア・コッポラの映画のワンシーンとも、メリー・ポピンズとも、人によって形容はさまざまかと思いますが、これが激しくフォトジェニックであるという点においてはみなさん意見一致のことと思います。
子どもが喜ぶのはもちろん、大人も相当なはしゃぎようで、カップルや友達同士撮影会に興じたり、なかにはワンチャンと一緒に乗り込む人の姿も!
メリーゴーラウンドを眺めるようにカフェもあるので、コーヒーでも飲みながらしばしくるくるとまわる回転木馬を眺めるのも素敵ですね。日常からエスケープしてファンタジックな風景をぞんぶんに楽しむなら、このメリーゴーラウンドが「萌木の村」一番のおすすめスポットです。
清里の開拓精神を味わうグルメなお楽しみ
さて、実はこの萌木の村を訪れる人の多くがメインのお目当てとするのが、伝説のレストラン「ROCK」の存在です。
清里の開拓者を父に持つ初代社長が1974年にドライブインとしてオープンした「ROCK」を前身に、昭和の清里ブームを駆け抜け、ブルワリーレストランとして大人気の店となるも、016年に火事で全焼。
2017年に新しい店舗としてオープンしたのが現在の「萌木の村 RCOK」です。ドライブイン時代から名物のカレーをはじめ、ステーキやソーセージなどのグリル料理とともに自慢のクラフトビールがいただけるレストランとして週末には行列ができるほど大人気のお店となっています。
入り口付近に小さなショップも併設され、八ヶ岳ビールをはじめハムやソーセージなどが購入できるので、おみやげにもおすすめです。運転があってビールが飲めないという人は、瓶ビールを自分へのおみやげに買って帰りましょう。
車で来てもビールが飲みたい!という人は、「ホテルハット・ウォールデン」への宿泊を。清里でもっとも古いこのクラシックホテルからは美しいナチュラルガーデンを一望でき、木の温もりにあふれる居心地のよいこぢんまりとした空間が魅力。
野菜ソムリエの資格を持つシェフが作る八ヶ岳の旬がいっぱいつまった料理も好評で、ホテルの一角にある本格的なバー「バーパーチ」では500種類を超えるウィスキーや地元のフルーツを使ったカクテルを楽しむことができます。
レストランもバーも宿泊者以外の利用も可能ですが、やはりここは宿泊してゆっくりと過ごすのがおすすめですね。
空間の隅々にいたるまで人々の想いが生きている萌木の村では、時計の針も実に丁寧に時を刻んでいるような錯覚に陥ります。
山の高原の美味しい空気と美しい自然、そしてその地で営まれる人々の暮らしに気持ちを寄せて村を歩けば、それだけで気持ちが和らぎ自然と呼吸も深くなるような感覚を楽しめるのです。
日本にいながらヨーロッパの片田舎を訪れたような気分を味える「萌木の村」。東京から約2時間というアクセスのよさなので、週末の小旅行の行き先としてぴったりですよ。
- 萌木の村
- 山梨県北杜市高根町清里3545
- 0551-48-3522
- 定休日:なし
- 5月~11月(夏季)10:00〜18:00/12月~4月(冬季)10:00〜17:00
- 公式サイト
- image by:小林繭
- ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本文・タイトルの一部を修正いたしました。(2019/11/29)