9連休以上が半数近く。2019年「年末年始の休暇」に関する調査結果
人気の旅行先は、リゾート地が上位にランクイン
多くの人が長期の休暇を求めている傾向が読み取れるなか、同社は、年末年始の海外人気旅行先ランキングも発表。
ランキングは、2019年の1月1日(火)~9月7日(土)にエクスペディアを使って予約されたデータをもとに計測したもので、結果は下記の通りとなりました。
比較的お手ごろな予算で訪れることができるタイの「バンコク」が第1位にランクインしていました。第2位にはハワイ州の「ホノルル」、第4位はグアム島の「タムニン」と、お馴染みのビーチリゾートもランクイン。
また、第5位には同じくタイの「パタヤ」がランクインしていたことから、ショッピングを楽しみたい派=バンコクと、ビーチなど自然のそばでゆっくりしたい派=パタヤで人気を二分しているのでしょうか。
さらに、日本から近く、週末の弾丸旅行先としても大ブームを巻き起こしている台湾の「台北」もTOP5に入りました。
全体として、冬の厳しい寒さから離れられる温暖な気候で、なおかつリーズナブルに観光できる国に人気が集まっている傾向が見られます。こちらも、長期休暇の取得傾向同様、日本国内の経済状況によって、ランクインする国々にも変化が起こりそうです。
2019年の「年末年始休暇」はGWより嬉しい
「年末年始の休暇は嬉しいですか?」との質問に対しては、8割以上が「嬉しい」と回答。その理由には「年末年始はゆっくり過ごしたい」「家族で過ごせる」などが挙がりました。
地元を出て忙しく働いている人にとって、年末年始は、普段なかなか会えない実家の家族と過ごせる数少ないチャンスでもあります。よって、「長期休暇を使って家族と旅行」が今後の年末年始のトレンドとなるかもしれませんね。
また、「どの休みが一番嬉しいですか?」という質問に対しては、第1位「年末年始の休み」、第2位「有給休暇」、第3位に「ゴールデンウィーク」がランクイン。
2019年は、ゴールデンウィーク(GW)が史上最長の10連休となったのも記憶に新しいですが、一斉に休みを取るのが日本の休暇の特徴。逆の視点から見れば、「個人では休みが取りにくい」という風潮が色濃く残っているのも実情といえます。
もちろん、それぞれが各自のライフスタイルに合わせて休暇を取れた方が理想的です。しかし、現時点における日本社会の風潮のなかで休暇取得を根付かせるには、「有給休暇の義務化」という制度上の整備だけでなく、休暇取得を国家行事として宣伝するアプローチが有効なのかもしれません。
世界的に働き過ぎな国として有名な日本の休暇事情には、まだまだ課題がたくさん。また元気に働くためにも、しっかりと休んでリフレッシュに努めたいものです。
- source:PR TIMES
- image by:Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。