魚たちが織りなす色鮮やかな世界。水中写真家の奇跡の1枚に魅了
ひと口に海といっても、そこに生きる魚やサンゴなどはさまざま。だからこそ、人々は映像や写真を通して世界中の海のなかを覗いて、その世界に生きるものたちの生命の躍動を感じてみたくなるのかもしれません。
そんな生きものたちの力強さや美しさを感じる瞬間を、今回は水中写真で体験してみましょう。
生命の躍動を感じる、美しい海の世界
約20年前モルディブでガイドをしていたころは、この白いサンゴはまったく被写体として見ていなかった。というか存在そのものにあまり興味がなかった。
カメラマンになったいま、とても大切な被写体というか写真を構成するための素材となっている。20年前の鍵井に「これ、ええでこういうのも撮影し~や~」と教えてあげたい。
家をリフォームするという友人が、この1枚を使用した壁紙を注文してくれた。私の代表的な作品の1枚。またこのポイントで潜りたいな…。そしてそのうちにお邪魔しよう!
私は海のなかでお魚を見つめるような感じで、うちのねこちゃんたちと見つめ合う。そんなとき少しだけ心が近くになれたような気がする。
大きな根にお魚もダイバー仲間もみんなが集まっていて、隙を狙って撮影した1枚。少ないシャッターチャンスだったけど悪くないと思うし、温かい色合いも好きかも。
雨が止んだあと、窓の外に望める青空のような景色を海のなかでも見たよ。生命が躍動していたよ。
- image by:鍵井靖章
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