京都迎賓館でセレブ気分満喫! プレミアムツアーに参加してみた

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2020/02/07

迎賓館ならでは。大人数の晩餐が行われる空間へ

続いて訪れたのは大会議室「夕映の間」。大臣会合などの会議や立礼式のお茶のおもてなし、晩餐会の待合としても使用されます。左右の壁面は、日本画家の箱崎睦昌氏の下絵をもとに綴れ織の技法で織った織物で、縦2.3メートル、横8.6メートルもあります。

東側の壁面の名前は『比叡月映(ひえいげつえい)』、西側は『愛宕夕照(あたごゆうしょう)』で、部屋の名前はこの2つの織物の作品名から一文字ずつ取られています。手がけたのは劇場の緞帳などでお馴染みの龍村美術織物さん。「比叡月映」の山裾をぼかした味わいに仕上げるのは非常に困難だったんですって。

最後に訪れるのは晩餐会や歓迎式典が行われる豪華な「藤の間」。正面には縦3.1メートル、横16.6メートル、39種類の日本の草花が綴れ織の技法で織り込まれた『麗花(れいか)』が飾られています。

日本画家の鹿見喜陌氏の下絵を元に織を手がけたのは、こちらも緞帳などでもお馴染みの川島織物さん。それぞれの草花の色を表わすために400色の糸を染めたのだそうです。そのほか、ぼかしや混ぜ合わせがあるので全色数は1,000にものぼるそうですよ。うーん、すごい豪華。

上を見上げれば、こちらも京指物の光天井が。館内の随所に登場する京指物は奈良時代より伝わってきた技術なんですって。それぞれ昇降できるようになっていて、組み合わせると15パターンに変化するそうですよ。

舞台は幕の代わりに雅な檜扉が設えられています。細やかな文様は江里佐代子氏の手による截金の技法が施された作品『響流光韻(こうるこういん)』。金箔と銀色のプラチナ箔が、互いの美の長所を引き立て合いながら、ふたつの色が交差するさまに、「人と人との出会いもそうありたい」との願いがこめられています。高度な技量と集中力を要する繊細かつ華やかな作品。ぜひ近くで見てくださいね。

テーブルセッティングの様子も展示。晩餐会はこんな風に行われるんですね。

ちなみにガイドツアーの期間中は、特別に用意されたテーブルセッティングの前に座って記念写真を撮ることができます。晩餐会に出席する賓客はこんな気分なんだなぁ。

お帰りのお楽しみ!お土産をゲット

最後は記念品販売コーナーへ。迎賓館で使われている文様や工芸品を使ったオリジナルグッズを販売しています。


そして京都迎賓館では3月17日(火)まで天皇陛下御即位慶祝行事の祝賀御列の儀で、天皇皇后両陛下が御乗車されたオープン・カーが展示されています。記念写真も撮れるので、間近で見られる大変貴重なこの機会にぜひ!

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