夜中に飲みたくなったときに最適。自動販売機の「ビール」／カナダ出身

いまでこそ身分証明書の提出や年齢確認が求められる、ちょっと複雑なスタイルに変わりましたが、日本は場所によってお酒を自動販売機で買える便利な（不思議な？）国です。

改良型酒類自動販売機が登場する20年ちょっと前までは、それこそ誰でも気軽にお酒を買えてしまった時代があったような記憶があります。

筆者の仲のいい友だちで、一時期日本で暮らし、母国に戻るものの、現在は再び日本で暮らしているカナダ出身の友人がいます。その友人に「最初に日本に移住して、思わず買ってしまったアイテムは？」と聞いたら、「自動販売機のビール」という答えが返ってきました。

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そのカナダ人は日本で英語を教えるために来日した人です。日本にもともと興味があり、座禅やめい想など日本文化を学んでいたといいます。

事前の下調べもばっちりで日本に来たといいますが、その人からしてもお酒を買える自動販売機の存在にはびっくりしてしまったみたいです。

来日直後は、ちょっと夜中に飲みたいなと思ったら、最寄りの酒屋の店頭に置かれた自動販売機でビールを買っていたみたいですね。

ちなみに友人によれば、カナダでは現在、屋外で飲酒をすると法的に罰せられるといいます。州によって違いはあるみたいですが、基本的に屋外でお酒が飲めないように法律で決まっているのですね。

しかし、日本では問題ありません。その友人は花見の時期に、昼間の公園でお酒を飲む喜びにも目覚めたとかで、それ以来、日本に暮らしている時期は（特に初めての来日時期は）、いつでもお酒を飲むようになってしまったとか。

「そのころは独身だったし、初めての海外生活だったし、とにかく楽しかった」

と、当時を振り返ってくれました。

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