初体験は最高だった…外国人が感動した日本での新生活の思い出

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2020/04/08

軽くて温かい「ユニクロのフリース」/マレーシア出身

image by:Hadrian / Shutterstock.com

次は日本に留学経験のあるマレーシア出身の人の話です。現在は母国に暮らして働いていますが、年間を通して平均気温の高い国に生まれた人なので、日本の寒さには苦しんだといいます。

そのとき爆発的にヒットしていた商品がユニクロのフリース。ユニクロがフリースを販売し始めた時期は、1994(平成6)年。筆者が大学生だった2000(平成12)年前後に大ブレイクをしていた記憶があります。

マレーシア人の知人も、その軽さと温かさに、驚きを感じたと当時を振り返ってくれました。

image by:EQRoy / Shutterstock.com

フリースとは、

<毛足の長い、柔らかな両面起毛のコート地。近年はポリエステル素材が一般的。肌触りのよさ、伸縮性、軽量などの特色がある>(岩波書店『広辞苑』より引用)

とあります。英語では「fleece」と書き、意味は「羊毛」だとか「フリース地の衣服」といった感じです。

別にユニクロが初めて売り出した商品ではありませんが、ユニクロはフリースで大ブレイクを果たした歴史があります。

ちなみにそのマレーシア人は、いまもユニクロのフリースを持っているといいます。マレーシアの首都クアラルンプールに暮らし、クアラルンプールはほぼ赤道にありますので、普段の暮らしでは全く必要ないといいます。

しかし、例えばマレーシアの軽井沢的な存在である高地のキャメロンハイランドなど、国内でも少し涼しいエリアに仕事で行く場合は、フリースを持参していくみたいです。軽くて暖かくて肌触りもよくて、いまだに重宝しているみたいですよ。

今回は、外国人が日本での新生活で思わず買ってしまったアイテムと思い出をご紹介しました。


ロシア出身の人が購入した「10万km超えの中古車」だったり、マレーシア出身の人がいまだに持っているという「ユニクロのフリース」だったり。

ご紹介した他にも外国人はもちろん、日本人にもいろんな新生活のアイテムがあるはず。一生に一度しかない初体験のトキメキや驚きなどの思い出を大切に、日本での生活を謳歌したいですね。

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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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