初体験は最高だった…外国人が感動した日本での新生活の思い出
春になり地方から都会へ上京したり、新しい会社や学校に入ったりと、新生活が始まる人も少なくないはずですよね。こんな時期、いろいろと物入りになりますが、日本で新生活をスタートする外国人も一緒です。
今回は外国の友人(日本在住、または日本在住経験ありの人たち)に、日本に引っ越してきたときに、新生活で感動して思わず買ってしまったアイテムを思い出と一緒に教えてもらいました。
日本人からすると「それ、買うの?」と思うような意外なものを購入したり、当たり前に売っているものにびっくりしたり。みなさんそれぞれの日本での初体験があったみたいですよ。
走行距離10万km越えの「日本の中古車」/ロシア出身
最初はロシア出身の友人の話から。いまでこそ下火になってしまいましたが、一時期ロシアの極東へ、日本海側の諸都市から中古の日本車を輸出するビジネスが大いににぎわっている時期がありました。
当時は筆者の暮らす富山県にも大勢のロシア人がいて、そのロシア人を相手に中古車を販売するパキスタン人もいっぱいました。
そのときに日本に引っ越してきたロシア人の話ですが(現在は帰国)、やはり日本に来て感動とともに思わず買ってしまったアイテムは、日本の中古車だといいます。
「日本では走行距離が10万kmを超えると買い替えのムードが高まるみたいだけれど、ロシアでは20万km、30万km走っている日本車なんて、ざらにある」
との話。もちろん、誇張もあるでしょうが、日本人のなかにはローンを組んで新しい車を買い続けている一方で、早々に手放された中古車を、世界の人が喜んで乗っているという話ですね。
そんな愛すべき日本の中古車も、海外に運び出せば、その分だけ値段に上乗せがされます。その点、日本で出回る中古車は、そのままの価格で買えます。
特に10万kmを超えるような車の場合、驚くほど安く手に入るため、そのロシア人も喜んで自分用に買ってしまったのだとか。しかも彼の場合、中古車が市場に出回る前(中古車販売店の店頭に並ぶ前)のオークションで直接落札できる立場にあったため、余計に安く手に入れられたそう。
日本車の中古車は、世界の各地で活躍しています。安心といわれる中古の日本車を安く買える環境にあるのですから、必ずしも大きなローンを組んで無理して新品を買う必要はないのかもしれませんね。