初体験は最高だった…外国人が感動した日本での新生活の思い出
経済的にすごく助かる「食パン」/ネパール出身
続いては日本に暮らした経験のあるネパール出身の人の話。日本人男性との結婚を前提に日本で少し暮らした経験があるらしく、結局は結婚には至らなかったものの、ちょっとだけ日本文化を経験したといいます。
「来日して、思わず驚いて買ってしまったアイテムは?」と聞くと、まさかの「食パン」という言葉が返ってきました。食パンとは、あのコンビニエンスストアやスーパーマーケットに置いてある食パンですね。辞書にも、
<大きな長方形の箱形の型を使って焼いたパン>(『広辞苑』より引用)
とあります。
食パンは日本で生まれた食べ物ではなく、フランスの「パン・ド・ミ(pain de mie)」などをもとに、日本で独自に発展したパンですね。
なかにはフランスパンのように、皮の食感を楽しむタイプのパンもありますが、パン・ド・ミのように、海外にも中身の白い部分(クラム)を楽しむパンももちろん存在します。
そのパン・ド・ミなどのパンが、日本で独自に発展を遂げたパンの形が、食パンになります。ネパール出身のかたによると、
「スーパーマーケットに入って、食パンがすごく安く売っていたので買ってみると、すごくおいしかったです」
との話。パンの本場の国で生まれ育ち、皮の食感を楽しむタイプのパンを主に食べている人たちからすると、日本の食パンは「柔らかすぎる」と不評をかうこともあるそう。実際に「(食パンは)何か日本のお米のようだ」というヨーロッパの友人も身近にいます。
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しかし一方で、その日本らしい柔らかい、クラム(中の白い部分)の味わいを楽しむ食パンを、「おいしい!」と絶賛してくれる外国人もいるのですね。
さらに食パンは、スーパーマーケットやドラッグストアに行くと、プライベートブランドの商品があって、経済的に買えます。
場合によっては半額などで売られていて、ときには数十円で1袋買えてしまうケースもあります。こんな経済的な価格も、すごく助かったとネパール出身の人はいっていました。