日本人旅行者への厳しい視線も。世界各国の新型コロナに対する意識
不要不急の旅行は控える方が旅行者のためにもなる?
コロナウイルスの影響で、日本でも海外旅行のキャンセルや延期などが増えているなか、海外でも旅行を控えるようになったのかを質問したところ、感染者が確認された国に限らず、世界的に旅行を控えている人が多いという結果になりました。
コロナウイルスの感染者が確認された国からの帰国者/来訪者と距離を置くようになったかを質問したところ、どの地域でも「距離を置くようになった」との回答が一定の割合に。感染者が確認された国に対する警戒が強くなっていることがわかりました。
コロナウイルスの感染者が出てからの日本人旅行者に対する反応を質問したところ、アジア/ヨーロッパではこのような声が上がりました。
「残念ながら、アジア(国に関わらず)からの観光客=コロナ保持者のような強い先入観があります」(アメリカ)
「自分は感染していないと思っても、日本から来た人がマスクの着用をしていないと、白い目で見られます」(タイ)
「周辺で、日本人(アジア人)だというだけで、差別的な発言を受けたという人がいました。 日本人旅行者の方々も、そういった場面に遭遇する可能性はあると思います」(フランス)
などの声が上がり、結果的に約4割の人が「以前よりも歓迎されていない」と回答しました。ヨーロッパ/北米に関しては、日本人というよりは「アジア人」に対しての警戒が強まっているようです。
「必要がない渡航は、控えていただけると助かります。 日本人からベトナム国内に感染者が出てしまうと、在住している日本人すべてが、隔離の対象にされてしまいます。(ベトナム)」と警報を鳴らすなど、「不要不急の旅行に関しては控える方が旅行者のためにもなるのでは」というコメントが多くなっています。
春を迎えて天候にも恵まれるなか、旅行をはじめとした外出も控えなくてはならない状況となっている現在。
一刻も早い収束のためにも、世界中の人々の声を聞きながら、一人ひとりが不要不急の外出を控え、至近距離での接触を避けるなどの対応をしていくことが求められています。
新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いて、また旅行を楽しめる状況になったときには、世界のステキな場所を訪れて観光地を応援していきたいですね。
- source:PR TIMES
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