新型コロナの影響はあるのか?「人気観光地」への意識変化
混雑が嫌で行くことができなかった旅行先は?
「混雑が嫌で行くことができていない場所はどこですか?」という質問では、1位に「台湾」、続いて「ハワイ」「中国」がランクインしました。
「台湾」はグルメが楽しめるうえ、日本からも近く、親日家が多いこともあり、人気の旅行先として不動の地位を築いています。しかし、2019年の日本から台湾への旅行者は200万人を突破するも台北・九フンに人気が集中し、常に人であふれている印象を持つ人が多いようです。
2位の「ハワイ」も同じく「ホノルルに行きたい」という声がほとんどを占めており、人気エリアが一点集中している国・地域が上位にランクインしていることがわかりました。
「国内において、混雑が嫌で行くことができていない場所はどこですか?」という質問では、1位は「京都」、2位以降は「東京」「北海道」「千葉」「神奈川」と続きました。
「京都」については嵐山・清水寺、「東京」は皇居・浅草など、外国人観光客に人気のスポットも多く挙がっており、新型コロナウイルスの影響で外国人観光客が減っていることをきっかけに、日本人観光客が一時的に増えていた可能性もありそうです。
今回の調査では、以下のような意見も挙がりました。
- 「みんなが外出を控えて観光地に行かなくなれば、観光地は大打撃になる。外出を控えることを呼びかけるだけでなく、むしろ適切な予防対策の呼びかけとそうできるように支援するのが国や自治体の役割(40代・男性)」
- 「自分のことも他人のことも考えて、マスクなどをし、うつらない・うつさないように心がけて行動する必要がある(40代・女性)」
4月7日の緊急事態宣言を受け、都市間の移動も自粛される現在。都心部だけでなく地方の観光産業への大きなダメージも予想されます。
そのなかで、事前決済で後日好きなタイミングで使用できる宿泊券として「前売り宿泊券」の販売をしたり、お店限定グルメをテイクアウトできるように切り替えたりと、各地のホテルやお店ではさまざまなサービスを開始しています。
現時点での無理な移動はなるべく避け、地方や好きなお店を応援できるサービスを利用し、次の旅行やお出かけの楽しみを作ってみる。これまで当たり前にできていた楽しみが途絶えて終わぬよう、いまこそさまざまな工夫で乗り越えていきましょう。
- source:@Press
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