どんな変化が起きるのか?コロナ以後の未来をみるニューヨークの実情

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2020/04/28

新型コロナ問題でこんなものが売れている!?

image by:rblfmr / Shutterstock.com

自宅待機がはじまったばかりの3月中旬からトイレットペーパーやキッチンペーパー、消毒に使うサニタイズ商品は品薄状態が続いたままです。

これは日本でも同じような状況になっていたと思いますが、アメリカではなぜかピーナッツなどのナッツ類も品薄状態となっています。

筆者の夫が千葉県出身で(だからなのかピーナッツ好きなのだけど)、お気に入りのピーナッツはずーっと売り切れで買えてません。

ピーナッツが並ぶ棚は、いまでもどのお店に行ってもほぼ売り切れ。高い価格のは残っているけど、それでもほとんどなかったりします。

ホールフーズ(アメリカで展開するスーパーマーケット)の365日ブランドのピーナッツも入荷しているときとしていないときとあって、入荷しているのを見つけたらすぐ買わないとなくなってしまうし、2個くらいまでしか買えない状況。

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なんでこんなにみんながピーナッツ好きなのか不思議です。そういえば、アメリカでは野球場での定番として殻付きピーナッツヒマワリの種を食べるのが習慣としてあります。

試合を見終わって帰る際にあちこちに「リスでも住んでいるんですか?」ってくらいのナッツの殻が山のようになって落ちているんです。

まず、食べたものは片付けようよというツッコミもありますが、それ以上にこんもりとした殻の山はたったの数時間で1人の人間が食べたにしては多すぎるほど。最初、見たときはただただ衝撃で理解できなかったのを覚えています。

おそらく、野球を見るから食べるというよりも日ごろから習慣としてピーナッツなどのナッツ類を食べる人が多いのかも?そんなわけで、千葉県民でもこんなに食べないよとのことなのでほんとにすごい。


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自宅待機も1カ月ほどとなり、各種SNSに上がりはじめているのが、「夫の髪を切りました」とか「自分の髪を染めました」とかいう内容。そう、エッセンシャルワーカー(外出自粛下でも人々の生活を維持するために働くすべての人たち)に理美容は含まれていないのです。

おそらく、理美容室はコミュニティとなっているので、人がどうしても集まりやすいところも多いのだと思います。映画でもアメリカの理美容室を舞台にしたものあるくらいですしね。

男性は髪が短い分、1カ月ごとに切る人が多いと思いますが、そろそろ切らないとという人が増えていますし、女性は髪の毛のカラーリングをしたいという人が出てきているということで、実際に理美容関連商品は、ここ最近になって急に売れ出しているという報道も散見されます。

ちなみに、品薄になる理由のひとつは、サプライチェーンを適切にコントロールしてきたことで(生産や配送個数を極限まで最適化)、急に消費が増えると調整が効かずに一時的に品薄になってしまいます。

継続的に需要があるとなれば、生産や配送を増やしていくなどの調整ができるので、品薄は一時的なものということが多いのだそう。効率化したいがために予測不可能になるというのもなかなか興味深いですね。

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、そのほかブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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