海が割れ道が開ける「トンボロ現象」が見られる日本・海外の島5選
旧約聖書の「モーゼ」の話をご存じでしょうか。ヘブライ人たちを連れたモーゼがエジプトを脱出しようとしたとき、ファラオの軍勢に紅海まで追い詰められ絶対絶命となりました。
そのとき、モーゼが杖を振り上げると、海が真っ二つに割れ、モーゼとヘブライ人たちはその海の道を通ってエジプトを脱出できたのです。
これが事実なのかどうか、いまでは確認することができません。しかし、モーゼの話ほどではないにしろ、干潮時に海に道が出現する「トンボロ現象」が実際に起こるスポットというのは、存在するのです。
そこで今回は国内外にある、干潮時に陸続きになる「トンボロ現象の島」をピックアップしてご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
江の島/神奈川県
真夏の人気観光スポット、神奈川県の「江の島」にも、トンボロ現象があるのです。大潮の時期になると「江の島大橋」の東側に陸地が出現します。
ちなみに鎌倉時代初期のころから干潮のときに「洲鼻(すばな)」と呼ばれる砂の道が現れ、湘南海岸と歩いて渡れたそう。ただ、この砂の道の位置は時代によって変わっており、潮の状態にかかわらず常に道が存在している時代もあるんだとか。
三四郎島/静岡県
静岡県賀茂郡西伊豆町にある「三四郎島」は、伊豆半島の沖合い200mのところにある島群で、象島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島の4つからなっています。
干潮時には象島と伊豆半島の間にトンボロ現象が起こり、30mほどの道が現れます。大潮のときの干潮時には砂州ができ、陸と島を歩いて渡ることが可能です。
エンジェルロード/香川県
香川県の小豆島にある「エンジェルロード」。この付近には、前島、小余島、中余島、大余島の4つの小島が浮かんでおり、その4つの小島がトンボロ現象による砂の道で繋がっています。
周辺は観光地となっており、このエンジェルロードは、好きな人と手をつないで渡ると結ばれるという、いわゆる「恋人の聖地」として人気のスポットとなっています。
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