江戸時代から愛される、北陸のハワイ。白浜の無人島「水島」
国内外を旅して歩き、それなりに移住も繰り返してきた筆者の感想として、日本で最も美しい都道府県は、福井県だと思っています。特に国定公園にも指定される若狭湾の美しさは見事で、その見どころの1つに北陸のハワイ「水島」があります。そこで今回は北陸在住の筆者が、水島について紹介したいと思います。
福井には北陸の「ハワイ」と呼ばれる離島がある
今まで、福井県を訪れた経験がありますか?関西に在住の人なら何度も足を運んでいると思いますが、関東在住者はなかなか足を運ぶ機会がないと思います。
福井県は「2018年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」(文部科学省)によると、子どもの学力は都道府県トップクラスであり、『全47都道府県幸福度ランキング2018年版』(<一財>日本総合研究所)では、県民の幸福度も高いと言われています。
また景勝地も多く、特に若狭湾に面した海岸は、絶壁の岬と美しい白砂ビーチが交互に連続する絶景エリアになっています。湾に幾つか突き出した半島に15基の原子力発電所がありますが、景観で言えば若狭湾ほど美しい場所は日本にないのではないかと思えるはずです。
その若狭湾に、敦賀半島という陸地が突き出しています。半島の先端には立石岬があり、立石岬から南東に向かって針先のように陸地が折り返しています。この折り返し部分を明神崎と呼び、明神崎が一度海水に没した先に、潮の流れで運ばれた砂れきが堆積したと(考えられている)離島が浮かんでいます。この島を「水島」と呼ぶのですが、まさにこの無人島が北陸の「ハワイ」として、観光客で毎年にぎわっているのですね。
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