天然温泉は都内にもあった。日本全国の人気「温泉」ランキング【2020年8月】
第8位 宇奈月温泉/富山県
「宇奈月温泉」は富山県にある県最大の温泉街です。県東部の中部山岳国立公園の玄関口、黒部峡谷を作る黒部川沿いの河岸段丘に大正時代に作られました。
自然発生的に源泉の周りにできた温泉街ではなく、黒部川上流の深山幽谷にある黒薙温泉から、毎分2,000リットルという湧出量の弱アルカリ性単純泉を約7kmにわたって引いています。
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第7位 高湯温泉/福島県
“奥州三高湯”のひとつとして名高い「高湯温泉」は、福島の西、吾妻山のふもとに湧き出る温泉です。開湯400年、絶え間なく自然湧出し続ける白濁の湯を求めて全国から温泉好きが集まる名湯で、古くは湯治場として栄えてきました。
そんな高湯温泉のなかでも、抜群の開放感をほこる自家源泉の大露天風呂を持つのが「安達屋旅館」です。「大気の湯」と呼ばれるメインの大露天風呂は、なんと全長30m!自然に囲まれた細長い川のような露天で、打たせ湯や寝湯、洞窟風呂などが点在します。
泉質は石膏明ばん硫化水素泉で、硫黄の香りが漂う酸性湯。玉虫色のようなブルーを放つ白濁の湯の美しさには思わずため息がでるほど。
バスタオル巻きでの入浴がOKなので、白濁+バスタオル巻きなら、身体が人に見られる心配はなんなくクリア。男女とも別の脱衣所があり、女性専用の内湯と露天を抜けたその先が混浴大露天風呂に続くという構造なので、無理がなく、安心して入浴することができます。
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第6位 奥鬼怒温泉/栃木県
温泉好きなら一度は訪ねたいと思う奥鬼怒温泉郷。奥鬼怒という名のとおり、鬼怒川の源流付近、ブナの原生林に囲まれた標高1300m〜1500mの山の中に点在する手白澤、加仁湯、八丁の湯、日光澤温泉の4つの温泉を総称してそう呼んでいます。
今回は混浴がメインで立ち寄り湯が可能な「加仁湯」と「八丁の湯」、そして「日光澤温泉」の三カ所を尋ねてみました。
「八丁の湯」の湯質は無色透明。ほのかな硫黄の香りと、豊富な湯の花が実に“温泉”らしく、肌に当たる湯の柔らかさには素晴らしいものがあります。勢いよく音を立てながら流れ落ちる滝を眺めながらの露天はリラックス度200%です。
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第5位 水沢温泉/秋田県
乳頭温泉など人気温泉が多い秋田県ですが、隠れた名湯「水沢温泉郷」も外せません。地元県民にはファンが多く、その実力はローカルのお墨つき。
水沢温泉があるのは田沢湖の東、駒ヶ岳の麓。田沢湖から乳頭温泉へと続く県道194号線沿いで田沢湖と乳頭温泉とのちょうど中間あたりといったほうがわかりやすいかもしれません。
この温泉郷で一番有名なのが「露天風呂 水沢温泉」。素泊まりと湯治用に自炊できるようになっている施設で、日帰り温泉利用としては水沢温泉郷の中で一番人気。
白濁の硫黄泉といえば個性派の定番ですが、ここのは硫黄に加え独特の油系の香りが楽しめるのが特徴。個性的な湯が好きな人ならすぐにピンとくるであろうあの“タール臭さ”のあるお湯なんです。
そのくせ肌当たりはとても柔らか。香りからすると強烈な刺激湯と思いきや、意外な滑らかさが逆にクセになるタイプのお湯で、実力派であることは間違いありません。
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