登山電車でガタゴト。静岡県伊東「陽気館」の絶景混浴露天風呂

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2020/04/25

美しい海と山の自然がいっぱいに広がる伊豆半島は、いつ訪れてもその時々の表情で旅人楽しませてくれる地です。

温泉が豊富なことでも知られ、熱海や修善寺といった有名どこをはじめ海側にも山側にも温泉が点在する湯処でもあります。

そんな伊豆の温泉から、今回は東京からのアクセスもよい東伊豆の伊東温泉にある極上湯「陽気館」をご紹介。初めて名前を聞くという方も多いと思いますが、何を隠そう温泉マニアの間では実によく知られた存在なんですよ!

国内第4位の湧出量を誇る日本三大温泉地

image by:小林繭

伊東温泉は、どこか昭和の香りが残るレトロな温泉地です。実は静岡県、「陽気館」の公式サイトによると国内で第4位温泉湧出量を誇るのだとか。某ラグジュアリー予約サイトでは別府、熱海と並ぶ「日本三大温泉郷」として紹介されているほどなのです。

昭和世代にとっては真っ先に思い浮かぶのが 「伊東に行くならハ・ト・ヤ」のCMソングのフレーズかと思いますが、東京からのアクセスが良いという立地のため、現在は昔ながらの温泉旅館に加えスモールラグジュアリーや温泉リゾートホテルが点在し、週末の気軽な温泉旅行に人気のディスティネーションとなっているのです。

image by:小林繭

陽気館があるのは伊東の温泉街の一角ですが、少し奥まった場所に位置し、すぐ背後が山という立地なのでそこだけ切り取ると街中の温泉という感じはしません。

創業1910(明治43)年の老舗宿で、泉質の異なる2本の源泉を有する源泉かけ流しが自慢。温泉宿のスペックとしては、これだけで十分“良い宿”の基準を満たしているといえますが、特筆すべきは同施設の露天風呂が混浴であること。

近年、日本全国的に姿を消しつつある混浴風呂文化ですが、特に都市部を中心としたエリアではすでにほとんど見ることがないなかで、いまもなお混浴スタイルを貫く稀有な存在なのです。

ゴトン、ゴトンと登山電車に乗って出かけよう

image by:小林繭

混浴の湯として知られる同施設ですが、実はこの宿のユニークさが突出しているのは混浴露天ではなく、むしろそこへ辿り着くまでのアクセス


image by:小林繭

なんと、宿には「専用登山電車」なるものがあり、傾斜度45度で30mほど昇った先に露天風呂の入り口が現れるのです。というのも、露天風呂があるのは宿泊棟とは離れた山の斜面の上となり、この急斜面を「登山電車」が結んでいるというわけ。

image by:小林繭

ある意味ディズニーランド的というか、一種のテーマパーク的造りとも捉えることができますが、この「登山電車」体験を楽しみに訪れる人も多く、ちょっと想像を超えた体験ができる温泉としてもある種のマニアにはたまらない存在のようです。

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