海外でも行列。なぜユニクロは外国人にも愛されるようになったのか?
日本のユニクロと同じ?それとも全然違う?
国籍問わず支持されているユニクロですが、人気の秘訣は国や地域の異なるニーズに応じた商品構成にあります。
たとえば、2019年のインド店オープンから始まった「クルタ・コレクション」では、インド女性の日常着である伝統服「クルタ」と、ユニクロならではの高品質と機能性を融合させた新しいライフウェアを提案。
ほかにも各国に沿ったさまざまな経営戦略を打ち出したところ、海外営業利益が国内部門を上回っています(2019年8月期の連結決算《国際会計基準》時点)。
ヒートテック系は少ない/台湾出身
「台湾は暑いところなので、ヒートテック系のタイツやストッキングの種類や入荷数は日本に比べてだいぶ少ない気がする」(台湾出身)
年中夏服が買える/アメリカ・ハワイ出身
「逆に日本人が驚くかもだけど、ハワイのユニクロはいつでも夏服が買えます。あとハワイ限定Tシャツのバリエーションがめちゃくちゃ多い」(ハワイ出身)
日本よりサイズが大きい/イタリア出身etc…
デザインだけでなく、その国の人に合わせたサイズを展開しているのもポイントです。
「欧州のユニクロ製品は若干サイズが大きいように感じる」(イタリア出身)
「サイズ表記が違うから、日本で買うときはフランスのユニクロよりワンサイズ大きいサイズを選んでる。物によってはそのままのサイズで大丈夫な物もあるし、要試着だね」(フランス出身)
為替の影響で日本よりも高価格/中国出身etc…
そのほかの大きな違いといえば、商品の「価格」です。国によっては関税だけでなんと30%も取られてしまう国もあり、ほとんどの国は日本の店舗よりもやや高めの価格で売られています。
「台湾人は日本人とサイズ感が似ているから、サイズや扱っている商品自体にあまり差はないかも。値段が為替の影響で少し違うくらいだね」(中国出身)
「1番の違いは値段かな。為替の影響で今は日本で買うより2倍くらい高い」(イタリア出身)
今回、インタビューに回答してくれた外国人によると、「日本に行ったときにまとめて買う」というかたも多く、やはり価格の違いがネックとなる模様。国ごとに物価も異なるので、これはしかたのない問題ですね。
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