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知ってたらスゴいぞ…日本の不思議な「伝統行事」、その理由

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2020/12/16

節分の「豆まき」は語呂合わせだった

image by:photoAC

新暦の年末年始が終わると、ほどなく旧暦における「本当」の1年の始まりがやってきます。いわゆる「節分」ですね。

節分は季節の「分かれ目」「節目」といった意味で、立春、立夏、立秋、立冬の前日全てを意味する、四季の変わり目ですね。

そのなかでも、現代の日本人に最も親しみ深い節分は、立春の前日です。この日は、ヒイラギにイワシの頭を刺して魔よけをしたり、縁起のいい方角(恵方)に向きながら、恵方巻を食べたりしますが、やはり代表的な習慣は「豆まき」です。

この豆まき、なんで豆をまくのか、しかもなんで炒った豆をまくのか、由来についてどれほど答えられるでしょうか。

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豆まきの背景にもやはり、語呂合わせが関係していると考えられています。

「まめ」は魔目で、「魔物の目」の語呂にもなります。魔物の目に豆をまき、魔を滅するという語呂も知られています。しかも、生の豆ではなく炒った豆を使う理由は「魔目を射る(いる)」という言葉遊びがあるともされています。

豆はそもそも、米、麦、アワ、ヒエに並ぶ五穀のひとつです。この豆を赤鬼、青鬼、黄鬼、緑鬼、黒鬼に投げつけます。

すると自身の悪心が取り除かれたり(赤鬼)、貧相で欲深い自分が取り除かれたり(青鬼)、自己中心的な甘えが取り除かれたり(黄鬼・白鬼)、不健康や不摂生が取り除かれたり(緑鬼)、いやしい気持ちが追い払われたり(黒鬼)するみたいですね。

image by:Shutterstock.com

節分には、さまざまな鬼のお面が出回ります。鬼の色によっても退治できる災難が変わるみたいですから、自分の退治したい鬼の色を決めてから、いった豆を投げつけ、魔を滅したいですね。


今回は、日本で古くから続いている習慣や伝統の由来などについてご紹介してきました。なかには実は単なる語呂や言葉遊びからできているというケースもありましたね。

何か神妙な意味や経験則に裏打ちされた根拠があるというよりも、単なる言葉の響きで決まっている文化や伝統の方が、実は意外に多いのかもしれません。

2020年もまもなく新しい年を迎えようとしています。今年はいろんなことがありましたが、新年や節目には験担ぎをして、明るい未来を祈っていきたいですね。

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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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