子どもの言葉に思わず涙…感動する人続出、長崎県の「パパ検定」
結婚生活において夫婦共働きが当たり前となっている現代、子育てなどを含めた日々の暮らしに男性の積極的な参画が求められています。
しかしながら、まだまだ女性が家事や育児を多く担っていると感じているかたも多いのではないでしょうか。
そんななか、長崎県は「性別問わずに個性や能力を発揮できる社会を実現するために」と、男性の家事や育児への参画を啓発する取り組みを行っています。
そのひとつとして製作した動画「パパ検定」が、いま「感動した」とSNSなどで話題になっているのです。
自分はパパとして正解なのか…?子どもたちからの評価に思わず涙
公開から10日で20,000回再生、120件の高評価を獲得したという「パパ検定」。長崎県を中心とした期間限定プロモーションながら、多くの話題を呼ぶ結果となりました。まずはこちらの動画を見てみましょう。
ムービーを再生してみると、個性豊かな「パパ」たちが静かな部屋へと訪れるようすからストーリーが始まります。
「パパ検定」という言葉の前に少し身構えるそれぞれのパパたちですが、回答者は自分ではなく「子どもたち」ということを知って驚愕の表情を浮かべます。
家族についてのテストが行われるのかと思いきや、子どもたちがパパについてどれだけ知っているかを答える姿に、じっと見入ってしまうパパたち。まるで、何気ない日ごろの自分を見透かされているような気分になっていたのかもしれません。
仕事で家を空けることが多いパパ。必然的に、子どもたちはパパについて知らないことも増えてゆきます。日常の風景を思い出しているのでしょうか、喜びだけでなく複雑な表情を浮かべるパパも。
しかし、最後に子どもたちへ究極の質問が行われます。「パパに点数をつけるなら」という質問の回答に、鬼気迫る表情で答えを待つパパたち。
すると、すべての子どもたちが100点満点をつけ、なかには10000000000…と、数え切れないほどの0を足した子どもたちも登場したのでした。
その回答を見て顔がほころぶパパたち。なかには思わず涙があふれてしまったパパも。家族全員が登場し「自分はパパとして認められていたのかもしれない」と感じているかのようなパパたちの姿に、見ている私たちもジーンときてしまうエンディングを迎えます。
ムービーを見た方々からは、「泣ける」「受けてみたい」「久しぶりに目頭があつくなりました」「全国のパパに見てもらいたい」など、同じ立場のパパたちや家族の方々から共感の声が多く寄せられました。
子どものため、家族のためを思って日々仕事に勤しんでいても、圧倒的に子どもたちとのコミュニケーションが不足してしまったり、妻の家事や育児に協力することが難しいのが現状といえる全国のパパたちにとって、心が震えるムービーとなっている今回の「パパ検定」。
この動画の制作背景について、「すべての人が『かけがえのない家族との時間』について改めて考えるきっかけや、今後の働き方や家族とのかかわり方などの参考に」と語られています。
そのなかでも、最も強いメッセージとして位置付けられているのが「子育ては期間限定」というもの。
日々のアレコレに奮闘していると忘れがちですが、気付かないうちに子どもは成長し、あっという間に「かけがえのない家族との時間」は終わってしまうもの。「子育ては期間限定」という言葉を念頭に置くと、すべての瞬間が「いつか終わってしまうもの」として輝きを増し始めます。
「子育ては期間限定」というメッセージを「パパたちの背中を押してくれる、魔法の言葉に」と伝えている制作者のみなさん。パパたちの意識改革による家事・育児への参画で、女性たちがさらに社会で活躍するパワーを推進してゆくことも大きな目的となっています。
この「パパ検定」は、現在PDFファイルにて無料でダウンロードが可能。簡単な10項目で構成されています。
シートの裏面にも、「ながら家事辞典」「ながら育児辞典」や 九州各県の「おとう飯」(内閣府男女共同参画局のホームページ )などの、家庭生活に役立つ情報がギッシリ。動画と同じように、「おうち時間」を利用して家族で挑戦してみてはいかがでしょうか。
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