「恋の病」以外はすべて治す?最強すぎる湯治体験、群馬「草津温泉」の魅力
草津温泉、私的楽しみ方
さて、それでは実際にどんな感じで草津を楽しむのかというと、草津の旅は、このよりどりみどりの源泉からどの湯をひく宿に泊まろうかと、宿の選定から始まります。
個人的な好みで言うと一番気に入っているのが「白旗源泉」なので、この湯を引く宿をセレクトと思うのですが、実は「白旗源泉」を引いている宿はわずか10軒のみなんです。
なので、行くたびに違う源泉の宿を選ぶようにしています。まぁ、どの宿に泊まったとしても、共同浴場を利用すれば白旗の湯にも浸かることはできますし。
また、ふたつの異なる源泉を引く宿もあるので、源泉の数で選ぶという方法もあります。このほかにも、源泉の種類にはこだわらず単純に立地や予算で決めちゃって、あとは現地で外湯めぐりというのもありです。
そんな共同浴場めぐりを楽しむために、私はいつもなるべく宿のチェックインよりも早めに着くようにしています。
到着したら荷物を宿に預け、温泉街の散策というのが理想のパターン。散策のスタートはもちろん草津の中心となる湯畑から。もうもうと湯煙をあげる湯畑を眺めると、草津にやってきたよ!と気分がぐっと高まります。
土産物屋を物色したり、温泉まんじゅうを頬張ったりしながら、西の河原公園まで歩き森林浴も。ぐるりと温泉街を一周して草津風情を味わったところで、共同浴場へ向かうなんていうのがいいのです。
総じて草津の湯は熱いので、そう長くは入れません。熱い湯に入っては上がり入っては上がりを繰り返して、どんなに頑張ったとしてもマックス30分。いやいや、季節にもよりますが、一風呂15分くらいでちょうどいいともいえます。
熱い温泉で身体がゆったりほぐれたら、今度は湯冷ましのていでゆっくりと風に吹かれながら温泉街を歩きます。缶ビール片手に湯畑の足湯で小休止なんていうのもおすすめです。
そして、日が暮れると湯畑や西の河原公園がライトアップされるので、夕食を済ませて一休みした後の夜の散歩も楽しいひとときですね。