アレンジ力が高すぎる!外国人が日本の「グルメ」でショックを受けた10の理由
7.「二郎系ラーメン」のビジュアルにびっくり/韓国出身
ラーメン界のエベレストといっても過言ではない「二郎系ラーメン」。某コーヒーチェーン店のように単語を組み合わせると、好みの味にアレンジすることができます。
「ヤサイオオメ」「アブラオオメ」「ニンニクマシマシ」この呪文のようなワードは、多くの人を魅了し、そのウワサは海を超えた海外まで伝わっていたようです。
「日本に留学して想像以上だったグルメは、『二郎系ラーメン』です。日本人といえば、少食で痩せてるイメージがあったんですけど、港区にある聖地に行ったら、細い大学生が『全マシで』(全てのトッピングを多くすること)って頼んでいたことには驚きました。
実は、行く前から、ネットでいわゆる『コーリング』の予習をしていたんです。でも実際に自分の順番がきたときは、初体験で緊張のあまり『に、にん、ニンニクマシで』って噛みまくりました(笑)
けど、初めて食べたときからあの味が忘れられなくて、ハマりまくりです。いまでは自分の好みをスムーズに伝えられるようになりました」(韓国出身)
東京都内だけでなく、全国各地にある二郎系ラーメンの多くの店舗では、麺が見えなくなるほど野菜やニンニクといった具材を食べられる範囲で増やすことができます。
お店によってカスタマイズもさまざまですが、ボリューミーなビジュアルのインパクトに驚愕するかたも少なくありません。
8.「お好み焼き」はジャパニーズピザ?/インド・トルコ出身
日本のグルメのなかでも驚いたというコメントが集まったのが「お好み焼き」についてでした。インド出身とトルコ出身のかたによると、日本で食べたお好み焼きを忘れられないのだそう。
「学生時代、関西の大学に留学していた私は学校の交流会に参加したとき、そこではじめて『お好み焼き』に出会いました。
食べたときの衝撃といったら、この世の終わりかと思うほど、目玉がこぼれ落ちるのかと感じるくらいの衝撃がありましたね。あれは美味しすぎる!」(インド出身)
この世の終わりを感じるくらいの美味しさと感じるほど、お好み焼きはインパクトの強いグルメだったのですね。
私たち日本人にとって慣れ親しんだグルメともいえますが、初めての体験だからこそ忘れられない思い出になったのかもしれません。
そして、トルコ出身の男性は「広島のお好み焼き」が大好きなのだそう。
「広島で食べたお好み焼きはビジュアルが華やかだったことを覚えています。いくつかの場所で焼いたものを一つひとつ順々に重ねていくミルフィーユのようで、見ていて楽しい。
最後にふたとなる目玉焼きの黄色と、その上にふりかける青のり。さらに塗っていくお好みソースの茶色に、レースのようにナミナミとした線で描くマヨネーズ。
見てるだけで華やかな『ジャパニーズピザ』のようです!初めて食べたときから、必ず鉄板の見えるカウンターで食べるようにしています。
あと『ケバブサンド』に少し似ていると思いました。両側に皮があり、なかには肉や野菜を詰めてサンドして食べる。お好み焼きもたっぷりの蒸したキャベツと肉や麺を皮とタマゴで挟んで食べるので、似ていると思いましたね」(トルコ出身)
今回、お話を聞いた方は回教徒(ムスリム)ではないので、定番の豚肉やキャベツが入ったお好み焼きを食すようです。しかしトルコ国民はそのほとんどがイスラム教徒であり、豚肉を食べることが禁止されています。
そんなトルコでは、少しお好み焼きに似た「ギョズレメ」という小麦粉の生地の中に白チーズやほうれん草、ポテトなどを入れて焼き上げたグルメがあります。
トルコの屋台などでもも売られているそうなので、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたころに現地を訪れた際は、お好み焼きと同じ現地のソウルフードを楽しんでみたいですね。