癒しの絶景も。コロナ収束後に行きたい、日本全国の人気「温泉」ランキング

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2021/07/31

本格的な夏を迎え、全国各地では暑い日が続いています。そんな夏だからこそ、ひと風呂浴びて心も身体もリフレッシュしたいところ。

全国各地には有名な温泉郷をはじめ、知られざる「絶景の名湯」や暑い日に最適な「ぬる湯」など、さまざまな温泉が点在しています。

なかには泉質もさることながら、一生に一度は訪れてみたいと思うような国の登録有形文化財に指定されているレトロな宿も。

そこで今回は、コロナ収束後に行きたい日本全国の人気「温泉」をランキング形式でお届けしていきます。(Google Analyticsを使用し、各記事公開日から1カ月間のTRiP EDiTOR内アクセス数にてランキングを算出しています。)

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

第15位 微温湯温泉/福島県

林道のどん詰まりに立つ宿の外観。つげ義春の漫画に出てきそうimage by:飯塚玲児

福島県にぬる湯の秘湯があります。その名も「微温湯(ぬるゆ)温泉」、宿名は「旅館二階堂」です。

宿はおおよそ昭和初期くらいから時が止まっているかのような雰囲気で、建物も一番古いものは1872(明治5)年ごろのものだそう。

この源泉の勢いを見てください!思わず笑っちゃうくらいにすごい…image by:飯塚玲児

泉質は、酸性・含鉄(2・3)-アルミニウム-硫酸塩泉で源泉31.8度。一度入ったら出られないフレッシュ感。むろん源泉100%かけ流しです。

写真左側の塩ビパイプから、ものすごい勢いで源泉が注ぎ込まれている、いわゆるドバドバ泉です。 pH2.9の湯は古来眼病に特効ありとされてきました。

これだけの湯量(毎分194リットル)がありながら、風呂は男女別内湯のみ。 揚湯時に混じった砂が浴槽の底に溜まるので、毎晩底部の湯を砂子抜き、完全冠水清掃も毎日行っています。素晴らしい湯遣いの温泉で、夏の暑さを忘れさせてくれること間違いなしです。


  • 旅館二階堂
  • 福島県福島市桜本温湯11
  • 冬季休業期間:11月下旬~4月下旬まで
  • 公式サイト

第14位 奥蓼科温泉/長野県

image by:小林繭

北八ヶ岳の西側に位置する蓼科は長野を代表する高山リゾート。古くから温泉が湧き出で、湯量も豊富です。戦国時代には武田信玄が戦で負傷した戦士たちを癒すために利用したとして、「信玄の隠し湯」と伝わる温泉が点在します。

そのなかでも、「蓼科(たてしな)温泉」の奥座敷と呼ばれ、また八ヶ岳の登山口として登山家に親しまれるのが、奥蓼科の「渋御殿湯」です。

渋御殿湯は冷鉱泉なので、本来は真夏に楽しむのが最高なのですが、夜になれば涼しくなる秋口が狙い目。

image by:小林繭

同施設があるのは、別名「湯みち街道」と呼ばれる県道191号線のドンつき。

八ヶ岳や天狗岳への登山口のすぐ脇に位置するので、ここを拠点に山に登る人や下山後に立ち寄り湯として利用する人々でにぎわう山小屋的な温泉宿です。

image by:小林繭

武田信玄秘蔵の霊湯といわれる同施設は、源泉26.3度の冷泉。さらにもうひとつ、1953年に発掘された新湯「渋長寿湯」(源泉温度31.1度)の2種類の源泉があり、こちらはなんと浴槽の下が源泉となっている足元湧出湯。

といっても、足元湧出は男湯のみなので女性のほうはそのフレッシュ感を楽しむことはできませんが…。この足元からポコポコを楽しむために多くの温泉ファンが訪れる温泉なのです。

image by:小林繭

日帰り入浴の場合は、渋御殿湯源泉と湧水の沸かし湯のふたつの浴槽がある西館のみの利用となるので、両方の源泉を楽しみたい人はぜひ宿泊がおすすめ。

浴槽の底にはパウダー状の湯の花がたくさんたまり白く濁って見え、ph2.7の強酸性といい、えぐみのある硫黄臭といい、なかなかテンションがあがる泉質です。

循環されたあつ湯とこの冷泉をいったりきたりが気持ちよく、鄙びた雰囲気も合わさり、山の温泉を楽しむには過不足ありません。

  • 渋御殿湯
  • 長野県茅野市北山5520-3
  • 0266-67-2733
  • 公式サイト
  • 冬季の車での来館は、必ずスタッドレスなどをご準備ください。

第13位 草津温泉/群馬県

地蔵の湯 image by:小林繭

「草津いいとこ、一度はおいで♪」のフレーズで知られる、群馬県の「草津温泉」。発見はなんと古墳時代にも遡るといわれる古湯で、室町時代にはすでに霊湯としてその名を広く知られていました。

草津の楽しさは、なんといっても6つもの源泉があること。さらにその源泉を楽しめる観光客にも開放された共同浴場があることの2点です。

地蔵源泉 image by:小林繭

数ある共同浴場のなかでも地蔵源泉を引く「地蔵の湯」は、湯もさほど熱くないので入りやすいのが特徴。

湯畑から裏の小径を歩いて数分の場所にありますが、メインの喧騒とは離れた静かな立地のためかいつもわりと空いている印象です。うっすらとした濁り湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 地蔵の湯
  • 群馬県吾妻郡草津町大字草津299
  • 入浴料:無料
  • 8:00~22:00(※午前中を中心に清掃時間アリ。清掃中は入浴不可)
  • 詳細ページ

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