ウソでしょ!?韓国人が日本にきてショックを受けた、意外なカルチャー
実際に、韓国人が日本でショックを受けたことは?
日本のグルメや美容などに興味を持っている韓国人ですが、実際にリアルな声を聞いてみました。
今回、お話を伺ったのは韓国・ソウル生まれのユナさん(仮名)。学生時代から10年以上日本に住むユナさんですが、日本ではさまざまなカルチャーショックがあったみたいです。
日本では満腹でも食事を残さないこと
ライター赤池(以下・赤池):日本と韓国といえば、「食事」に大きな違いがありますよね。個人的には、韓国料理を食べに行ったとき、お箸と一緒にスプーンが用意されていることにビックリしました。
ユナさん(以下・ユナ):日本ではスプーンをあまり使わないですよね。韓国では、ご飯を食べるときにスプーンは必須です。あとお箸はおかずを取るものっていうイメージですね。私は慣れているから、韓国チキンも手袋を使わずにお箸で食べますよ。
赤池:ちなみにユナさんが日本に来て、食事のときにカルチャーショックをうけたことってありますか?
ユナ:私は日本でご飯を残さないことにすごく驚きましたね。満腹なのに残さないのは、かなりビックリ。
赤池:小さいころから、ご飯は残さずに食べるようにいわれてましたね。特にお米には「神さまが宿っているから残しちゃだめ」っていうのを聞きます。地方によって理由は違うかもしれないですけど、赤池家では、ご飯粒を残すことはご法度です。
ユナ:韓国って、料理を頼むと「おかず」がたくさん出てくるんです。地域によって違いもあるんだけど、例えば全州(チョンジュ)の飲食店で「韓定食」を頼むとテーブルに15〜20品くらい、おかずが並ぶんです。もちろん残さず食べるほうがいいんだけど、「無理して全部食べる必要はない」って感じですね。
赤池:「絶対残しちゃダメ!」っていうことはないんですか?
ユナ:そうですね、食べる側は絶対に残さないっていう強い意志は持ってないかも。提供する側も、そこまで思ってないと思います。
赤池:おかずはお店のサービスでもあるけど、残す前に店員さんに食べ切れる量かどうかを聞いたりするほうがよさそうですね。
ユナ:そうですね。せっかく作ってくれた料理だし。ちなみに韓国では食べきれなかったものは、ほとんどのお店でお持ち帰りすることができるから、テイクアウトすることが多いかも。それでも昔よりも残すのが当たり前っていう考え方は、変わってきたと思いますね。
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プレゼントで「割れ物」がNGなのはなぜ?
赤池:食事以外で、日本で驚いたことはほかにありますか?
ユナ:たくさんありましたけど、強いていうならプレゼントの選び方には結構驚きましたね。日本は「割れ物」を贈ってはいけないとかありますよね。
赤池:そうですね「割れ物」は、結婚などのふたりの門出を祝うときの贈り物にはNGっていわれています。これは「割れる=別れる」を連想させるからって聞きますね。あと「切れる」を連想する刃物も。
ユナ:韓国では割れてしまうものでも、パートナーと持つのことはNGっていう考え方がないですね。カップルでおそろいのものだったら、グラスでもマグカップでもOKって感じです。人によっては気にするのかもしれないけど。
赤池:逆に韓国ではNGとされている贈り物とかあるんですか?
ユナ:恋人関係だったら、ハンカチやタオルとかはプレゼントしちゃダメですね。これは「涙を拭くもの=別れ」を意味するかららしいです。あと、靴をプレゼントするのもあまりよくないですね。
赤池:なぜ、靴なのですか?
ユナ:理由は、靴を恋人にプレゼントすると相手が逃げていってしまうから。恋人以外の相手に対しては、「これ(靴)を履いてどっか行っちゃえ」という意味みたいです。
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