第1位：麺類を音を立てながらすすって食べる

そして、もっとも意見が集まったのが「麺類を音を立てながらすすって食べる」ことでした。

日本では、ラーメンやそばなどの麺類をすすって食べる文化がありますが、海外で同じように食べると、鼻水同様マナー違反とされてしまうこともあるそうです。

「飲食店で麺をすすりながら食べることはショックを受けました。アメリカでは失礼な行為として、最悪お店から追い出されることもあるんですよ。ただこれは知っている人にしかわからない、難しい慣習だと思いますが、日本ならではの文化のひとつだとも思います」（アメリカ出身）

「アメリカ国内でもアジア圏の人が多いエリアでは麺をすする光景を見かけます。でも内陸の州になると怪訝な目で見られることもあるので、注意した方がいいですね」（アメリカ出身）

「豪快に音を出しながら食べるのはフランスでは品がないとされています」（フランス出身）

「日本に来たばかりのときは、ラーメンや蕎麦をずるずるとすすりながら食べるのはありえないなと思いました。母国にはアジア人もたくさんいますが、日本人ほど勢いのある食べ方をする人を見かけなかったからですね。そもそもニュージーランド人はすすれない人が多いかも！」（ニュージーランド出身）

日清食品のカップヌードルは、海外向けにすすらなくても食べられる「短い麺」や「汁なし」など、各国の食文化に合わせた商品を開発しています。

しかし、例えば蕎麦はすすることによって香りも楽しめるので、ぜひ日本ではすすって食べてみてほしいところ。また、逆に日本ではNGでも別の国では受け入れられるような、一風変わった習慣や文化も存在します。

公共の場のルールがゆるい

「日本ほど携帯のマナーモードに対する意識が高くないです。厳守しているのは映画館くらいで、ほかの場所で厳しいルールが規制されているところはないですね。ルールがあっても守らない人が多いってのも事実だけど（笑）」（アメリカ出身）

「フランスの美術館は、作品を自由に撮影することができますよ」（フランス出身）

飲食店で水が出されない

「日本の飲食店は無料で水を出してくれますが、台湾で水を出されることはありません」（台湾出身）

台湾では衛生的に水道水を飲むことが推奨されていないため、ミネラルウォーターを購入しないとお水が飲めないそうです。

トイレットペーパーをトイレに流せない

さらに台湾では、用を足したあとのトイレットペーパーを便器に流さず、ゴミ箱へ捨てるのが一般的なのだとか。

「水圧が低かったり水溶性ではないトイレットペーパーがあったりと、流せない理由がたくさんあります。以前よりかは流せるトイレも増えてきましたけどね」（台湾出身）

僧侶は女性と会話禁止

タイの僧侶は、日本のお坊さんのように結婚することはおろか、女性に触れることすら禁止されているのだそう。

「僧侶は女性と話してはいけません。公共の場所（電車やバス、空港など）で女性の隣に座ることも禁止されているので、多くの場所で僧侶専用シートが用意されています。これは一般人は座ることのできない席です」（タイ出身）

日本でも女性専用車両などはありますが、僧侶専用とは驚きですね。タイ旅行に行く機会があればぜひチェックしたいポイントです。

今回は、外国人のみなさんからみた「ショックを受けた習慣」や「来日して驚いた文化」をはじめ、海外の独特な文化についてもたっぷり語っていただきました。

わたしたちが何気なく過ごしている日常も、一歩外に出れば非日常。国が違えばタブーになる行動があるみたいですね。しかしながら異文化や価値観を知ることは、見聞を深める第一歩。違う文化を歩むからこそ、お互いの違いを楽しめたら理想的ですね。

• 参考:キャッシュレス・ロードマップ 2021（PDF）
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