1位以外を知らない!?日本全国「山の高さ・川の長さ・湖の広さ」ランキング
「川の長さ」ランキング
第3位 石狩川
およそ268kmの長さを持つ1級河川「石狩川」が3位にランクインしました。190万人が暮らす北海道の道都・札幌を流れる豊平川や、石狩平野の夕張川や千歳川など様々な川が集結し、石狩湾へと至る壮大な川です。
1万4,330平方kmの流域面積は全国第2位の規模で、石狩岳を源に広がる流域には札幌以外にも旭川などの46市町村が立地。明治時代から開始された開拓事業により川の氾濫を治め、巨大な農業地帯を作り上げていきました。
周辺には「大雪山国立公園」「支笏洞爺国立公園」をはじめとするさまざまな景勝地があり、サケが上ってくることで有名な千歳川や豊平川など、石狩川がら派生する豊かな河川たちがもたらす食材は、日本の食料供給へ大いに貢献しています。
第2位 利根川
2位にランクインしたのは、約322kmの長大さを誇る「利根川」。約1万6840平方kmの流域面積は日本1位の巨大さで、新潟県と群馬県の県境に位置する標高1,840mの「大水上山」を源流とした川です。
「日本三大暴れ川」のひとつであり、その別名は「坂東太郎(ばんどうたろう)」。治水のために江戸時代初期に河川改修が施されたことで、東京湾へと至ったかつての流路は太平洋に至るよう変更されています。
群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・東京の1都5県へと流域が広がり、約1,309万人が暮らす首都圏の重要な水源として、農業・工業用水のみならず、約3,055万人の生活用水・飲料水としても使用されています。
第1位 信濃川
堂々の1位を獲得したのは、367kmという日本最大の長さを記録している「信濃川」でした。山梨県と長野県の県境に位置する「甲武信ヶ岳」から源流が流れ、その距離は東京~新潟を結ぶ新幹線に匹敵するほどです。
長野県では「千曲川(ちくまがわ)」の名で呼ばれ、越後平野を縦断しながら日本海へと至る流れで、1万1,900平方kmという流域は新潟県とほとんど同じ面積。豊富な水量と急流を生かし、日本最大の水力発電所としても知られています。
1742年の記録を皮切りに、多くの治水工事を経てもなお大規模な洪水に見舞われてきたことから、明治時代の「大河津分水」をはじめ現在に至るまでさまざまな対策を施されているのも特徴。流れと共に暮らす人々の歴史が詰まった雄大な川です。