都内からの日帰りならココ!季節別のおすすめ「ツーリング」スポット
雪や凍結時など、走行自体が危険な場合を除くと、乗りたい気持ちと気合があれば、寒くても暑くても「バイク」に乗ることはできます。
しかしながら、気持ちも体も楽しく乗るには、それなりに適した季節と適した場所というものがあるのも確かです。
今回はそんな四季と場所の関係について、都内から日帰りで行ける季節別の「おすすめツーリングスポット」を魅力とあわせてご紹介したいと思います。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
【春】まるで桃源郷のような「山梨県笛吹市」
多くの草木が芽吹き、視界に広がる景色が茶色から緑に移り変わる「春」は、普通に近所を走っていてもワクワクした気分になれますよね。
そんなワクワク感を数割増しにしてくれるツーリング先が、山梨県笛吹市近郊です。山梨県は一般道だけでも、高速道路を利用しても、都内から比較的アクセスしやすいことから、どの季節でもツーリング先として選びやすい地域です。
とくに3月末から4月中旬あたりの春の季節には、桃の花と桜の花の開花が重なり、笛吹町の盆地全体がピンク色を帯び、「桃源郷」と呼ばれる姿へと変化。
盆地という地形の特徴から、ちょっとした高台に登れば街全体を見下ろせて、その美しい姿を堪能することができます。
桃や桜の名所というのは数あれど、街全体がピンクに染まる様子を見る事ができる場所は、あまりないのではないでしょうか。タイミングが合えば、最新鋭のリニアモーターカーと、悠久の時を感じさせる桃源郷の姿を一度に見ることもできますよ。
なお、山越えとなるとこの季節、場合によっては雪が残っていたりもしますので、装備と路面状況には十分に気を付けるようにしてください。
【夏】涼を求めて「軽井沢」「ビーナスライン」
「夏」は風を切るのに気持ちのいい季節です。しかしながら、厳しい太陽の照り付けのあるこの季節は、エンジンの熱と相まって、ライダーをより過酷な環境へといざなう季節でもあります。
このため夏のツーリングでは、涼を求めることができる場所へ向かうのがおすすめです。関東圏内でいえば、長野県、とくに北佐久群の軽井沢町や、諏訪市から上田市周辺にまたがるビーナスラインなどが良いでしょう。
どちらも避暑地として有名な場所なので、ツーリングの目的に合わせて選んでみるのも良いでしょう。例えば、ゆっくり走って観光も楽しみたい場合には軽井沢、気持ちよく山道を走りたい場合にはビーナスラインといった感じで選ぶのが良いかもしれません。
軽井沢では、「碓氷湖」や「雲場池」、「白糸の滝」など、水と緑の競演で、視覚からも涼を得られる場所が多くあります。
また、ビーナスラインでは、道路脇の斜面に群生するニッコウキスゲの黄色と抜けるような夏の青空が、爽やかに抜ける風と共に気持ちも爽やかに変えてくれるでしょう。
なお、渋滞を避け、日中の暑い時間帯に涼しいところにいたいと思う場合には、早朝出発がおすすめです。日の出が早い夏場なら、早朝出発も気持ちが良いですよ!