中国ではありえない!?日本を訪れた外国人が忘れられないこと
日常生活で欠かせない「入浴」。汚れを落とすことができるお風呂は、シャワーを浴びるだけでもスッキリした気持ちになりますよね。とくに日本では湯船に入る文化が古くから浸透しているので、心と身体のリフレッシュ効果も期待大!
ただ、視野を広げて世界を見てみると入浴する文化がない国も多くあります。また、数日に一回のように毎日お風呂に入らないケースも少なくありません。
以前、TRiP EDiTORでは韓国出身者に入浴事情についてお話しを伺ってみましたが、「日本人は毎日お風呂に入るの!?」と驚いたという声が聞こえてきました。それは距離の近い中国でも同じようで、毎日お風呂に入らないことも珍しくないのだとか。
実際に、中国出身の皆さんにお風呂事情について伺ってみたところ「日本、ありえない…!」と思うことがあった様子。早速、中国人がカルチャーショックを受けた日本人の日常生活についてご紹介していきます。
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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
中国では毎日お風呂に入らない?
日本では北と南で年間の気温差や天候の特徴が異なるように、面積の広い中国でも場所によって実にさまざま。
例えば、夏にとても気温が高くなる「北京」では乾燥しているため意外と湿気が少なめ。日本と気候が似ているといわれる「上海」では、雨の多い時期はジメジメとすることも。
他にも中国には寒い地域があったり、年間を通して過ごしやすい気温の地域があったり、場所によって気候が異なるのです。
そのためお風呂事情に関しても地域によって違ってくるといっても過言ではありません。汗を流すために毎日シャワーを浴びる人もいれば、乾燥している地域だからこそ数日に一度のお風呂ですます人もいるそうです。
ただ、日本と大きく異なるのが、そもそも中国では「湯船に浸かることはあまりない」のだとか。
中国のお風呂にバスタブはない
日本の物件では、新築・中古、マンション、一軒家関係なく、多くの家に「浴槽(バスタブ)」が設置されていますよね。ユニットバス式のお家でも、小さいながら湯船が併設されているものです。
物件によっては、シャワーのみや浴槽のないところも少なくありませんが、実は中国では多くの家庭で浴槽が設置されていません。
「日本は洗面所とお風呂が分かれている物件が多いですよね。中国は湯船がない物件も多く、お風呂とトイレが基本一緒です」
ではなぜ、中国では浴槽が設置されていないのでしょうか?その理由は先述した通り、日本と比べると中国は地域によって乾燥しているため、毎日お風呂に入らなくても快適に生活できるからなのだとか。
また、中国のお風呂場は基本的にトイレと洗面台とシャワーが一緒になっています。日本でもユニットバス式の物件がありますが、中国では当たり前の光景のようですね。
日本の温泉、最高…!
中国では、地域によって気候が異なるため、毎日お風呂に入らないところがあるとお伝えしました。…が、湿気が多かったり、汗をかいたりするため毎日のシャワーが必要になる地域もあります。
しかし日本と異なるのが、湯船に浸かって汚れを落としながらリラックスする、という入浴スタイルではありません。リラックスというよりも、汚れを落とすことがメインなのです。
ちなみに中国にも日本の銭湯のように公衆浴場がありますが、そこではあかすりやマッサージをすることが多いのだそう。そんな中国出身の皆さんからは「日本の温泉が最高!」という声がたくさん聞こえてきました。
「日本の温泉が最高!毎日入浴する習慣があるので、日本人は清潔感がある。身体全体からひどい臭いを感じることが少ないです」
「日本の温泉が最高に気持ちよかった!」
湯船に浸かる文化はなくても、日本の温泉に癒されているみたいですね。
国が違えば文化も異なるのは当たり前のこと。だからこそ知られざる文化を発見すると、海外諸国への知見がより一層深まっていくのかもしれませんね。
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