かつて隣が丸見えだった…中国人が日本の「トイレ」でショックを受けた理由
中国の一部のトイレでは、紙が流せないことも
日本と中国のトイレの大きな違いに「トイレットペーパーを流せるか、流せないか」という問題があります。
中国では基本的にトイレットペーパーを流しません。流さないかわりに、備え付けのボックス(ゴミ箱)に入れる必要があります。これは韓国も同じような環境です。
さらに場所によってはトイレットペーパーが付属していないお手洗いもあるため、自分で用意しておく必要があります。
日本では基本的にどこでもトイレットペーパーが付属されているので、「紙がない!」と焦ることは少ないですが、中国では万が一に備えて、なるべく拭くものを持ち歩いた方がいいですね。
「中国は場所によってトイレが非常に汚いことや、紙をそのまま流せない、和式のようなトイレも多いです」
「中心部で綺麗なトイレだと思って入ると水がまったく流れない…逆流してきた…なんてこともあります。見た目だけで決めない方がいいです」
「トイレも快適に使用できる場所はありますが、トイレットペーパーの質は日本に比べて良くないと思います」
「中国のトイレは、場所によって大きな差があります。私は上海出身なのですが地方で外のトイレに行きたくなり、探したところ、大きな石を削ったようなトイレで…大だったら大変でした」
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日本のトイレが綺麗すぎて驚いたとのコメントも
「日本のトイレは座りやすく、またトイレットペーパーの質感も優しいと感じました。そして公衆トイレでも非常に綺麗で、中国のトイレと比べてショックを受けました(笑)」
「中国ではトイレの個室に扉がない場所もまだ多くあります。ですが日本では仕切りがある事はもちろんのこと、ちゃんと個室になっているのは素晴らしいです!」
「すべてのトイレは個室であるべきだと思います。綺麗でゆっくりできる日本の個室トイレには感動しました。体調が悪い時でも、隣を気にしなくていいのは助かります」
「私は海外旅行が好きなので、早い段階から中国のトイレ環境が酷いなと感じました。ですから、日本で温水洗浄便座をたくさん購入し、親戚にも配りました。もう温水洗浄便座がない生活は考えられません」
かつて中国のトイレは一部の人たちから「ニーハオトイレ」と呼ばれていました。これは個室になっておらず、ドアがないトイレを意味するのだとか。
隣のトイレとの境目がなく「ニーハオ」と挨拶しながらトイレをしていたため、この名称が付けられたのだとか。
「外国人の友だちが私の地元の上海に遊びにきてくれたとき、中国の一部のトイレが『ニーハオトイレ』と呼ばれていることを教えてくれました。海外出身の人はみんな驚くようですが、次第に慣れて挨拶してくれるようになります」
「中国の少し昔のトイレは確かにみなさん驚くと思います。でも2008年北京オリンピックぐらいから、都市部のトイレはかなり綺麗になりましたよ。北京や上海のショッピングセンターやホテルなら、日本と変わらないぐらいにはなりました。とはいえ、観光客が訪れるような場所でも、たまにひどいところがまだありますが…」
中国全土で「トイレ革命」が推進され、トイレの近代化が急ぎ進められた結果、いまでは快適なトイレも増えているとのこと。
このように、国や地域によってかなり環境が違うトイレ事情。海外旅行の際は、まずは拭くものを忘れずに持ち歩いておくといいかもしれません。
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