2022年はアートフェスの当たり年!「瀬戸内国際芸術祭」と「大地の芸術祭」の魅力
「越後妻有 大地の芸術祭2022」とは?
ではもうひとつのアートフェスティバル、「越後妻有 大地の芸術祭2022」をご紹介。こちらは新潟県南部、十日町市と津南市で開催される芸術祭です。
世界的に見ても大きな芸術祭で、2000年に初開催され、以降は3年に一度開催されてきました。
本来は2021年の夏に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス蔓延防止のため延期に。今年は混雑を避けるため2022年4月29日(金・祝)から11月13日(日)までの長期間開催されています。
「瀬戸内国際芸術祭」が海、そして島々とアートの融合なら、「越後妻有大地の芸術祭」は美しい日本の里山とアートの融合です。新潟の豊かな自然を残す大地全体が会場となっており、目に見えるすべてがアート作品!
作品を眺めていると時折現れる地元のおじいさん、おばあさんたちも作品に登場する人物のようで、暖かく血の通った芸術祭といえます。
作品の管理をしているボランティアの人々は「こへび隊」と呼ばれ、地元の人はもちろん全国から集まっているそう。
芸術祭を通して地元との関わりが生まれ、作品があるからこそ残された田畑もあるのだとか。大地の芸術祭は日本の原風景を残すのにも一役買っているのです。
どうやって作品をめぐる?
十日町市と津南町全体に広がる作品たち。その数は333作品にのぼります。こちらもすべてを見て回ることは難しいので、見たい作品を決めてめぐるようにしましょう。
新潟ののどかな町である十日町市と津南町をまわるならレンタカーがおすすめ。レンタカーであれば遠くの里山に散らばった作品を見に出かけることができます。加えて新潟の美しい自然に触れることができるのもよいですね。
また、車の運転が不安な方はツアーを利用するのもおすすめです。食事付きのコースや半日でめぐるコースなど、さまざまなツアーが用意されていますよ。周辺や町の中の作品を見て回るならレンタサイクルを利用しましょう。
こんなアート作品に出会える!
越後妻有大地の芸術祭は里山にぽつんと作品が現れるものもあれば、主要施設としていくつも作品が集まったエリアもあります。どちらを選ぶのかは見たい作品次第。
なかには雨の日であっても濡れずに鑑賞できる屋内の作品もあるので、天気が悪くても大丈夫ですよ。
町中にある「越後妻有里山現代美術館 MonET」で多数の常設作品を鑑賞し、そこから車で約20分ほどの場所にある廃校を利用した「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」で絵本の世界に迷い込み、「清津峡渓谷トンネル」で絶景とアートの融合を楽しむなど見どころは満載。
その他、里山には棚田をいくつもの水鏡が彩る「棚田階段」、草間彌生のカラフルな「花咲ける妻有」、廃材再生師の生み出した「廃材水族館」など興味をそそられる作品ばかりです。
- スポット詳細記事
- >>>水鏡に映る圧巻の絶景。大自然とアートが見せる「清津峡渓谷トンネル」の魅力
- 越後妻有大地の芸術祭2022
- 2022年4月29日(金・祝)〜11月13日(日)
- 公式サイト
2つの芸術祭へ出かけてみては?
地方の美しさとアートが一緒に楽しめる「瀬戸内国際芸術祭」と「越後妻有大地の芸術祭」。今年は2つの芸術祭が同時に開催される貴重な機会です。
海が好きな方も山が好きな方も、一緒に現代アートを楽しむ旅へ出かけてみてはいかがでしょうか?美しい景色とアートで感性を刺激する旅へ出かけましょう!
- image by:Ann Lee, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
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- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。