外国人が日本のスーパーで「これだけは残念…」とショックを受けたこと

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2022/08/03

知らない土地を訪れると、現地のスーパーマーケット(以下・スーパー)では見慣れない商品に出会うことがあります。

筆者が神奈川県横浜市のスーパーを訪れた際、横浜中華街にある中華料理の名店のプリンが売っていてビックリ!空港やお店のお土産コーナーにしか売っていないと思っていたのですが「こんなに名店の味が身近なんて…」と、カルチャーショックを受けました。

それは視野を広げて国ごとで見てみると、おもしろい発見があるもの。アメリカなどのスーパーではレジがベルトコンベアになっているため、カゴの商品を自分でその上に乗せたり。商品だけでなく、システムにも違いがあるのです。

実際に、外国人の皆さんに「日本のスーパー」についてお話しを伺ってみると、日本人とは違った視点でいろいろな発見があった様子。

なかでもイタリア出身者によると、「少し残念…」と思うことがあったのだとか。一方、良い意味でカルチャーショックを受けたこともあるそう。外国人の皆さんは日本のスーパーで一体どういったことに驚いたのか、その内容をご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

お米の種類が多い!けど、パスタは少ない…

image by:Picturesque Japan/Shutterstock.com

日本各地には24時間営業店やオーガニック食品専門店、お肉がメインのお店など、個性的なスーパーがたくさんあります。

そんな日ごろの生活に欠かせないスーパーですが、日本に住むイタリア出身の女性は、品ぞろえの多さに驚いたと教えてくれました。

「日本のスーパーにはいろいろな商品が並んでとってもカラフル。きれいに陳列されているから見応えがあります。あと、米のブランドが多すぎてびっくりしました」(イタリア出身)

日本のスーパーでは、とくにお米の品種が豊富なことに驚いたのだとか。主食がお米である日本ならではのラインアップかもしれませんね。


しかしながら、逆にイタリアのスーパーと比べてパスタの種類が少ないことに、ちょっと残念と思ったのだそう。

image by:Sophie McAulay/Shutterstock.com

「日本はお米の種類が多いと思いますが、パスタの種類は少ないなという印象です。もちろん主食が異なるので仕方がないことかもしれないけど…」(イタリア出身)

「日本のスーパーの品ぞろえは素晴らしいです!でも、レトルトカレーの種類があんなに多いのに、パスタの種類が少なくてちょっとショックでした。私が住んでいる地方都市のスーパーでは2種類しかパスタが置いてありません。レトルトカレーは15種類ありました」(イタリア出身)

現地でもスーパーによってラインアップは異なるみたいですが、最低でも20種類ほどが陳列されているそう。さらに大きいスーパーでは100種類くらいのパスタが販売されているため、太さや形も実にさまざま。

イタリアでは「パスタソースにあわせて購入するパスタの種類を変えている」とも教えてくれました。

お惣菜コーナーに感動。しかも温かい!

image by:icosha/Shutterstock.com

さらにほかのイタリア出身者によると、日本のスーパーはお惣菜コーナーが充実している!と、母国との違いに良い意味でカルチャーショックを受けたとのこと。

「お惣菜が豊富なので、家で作らなくてもいいからとても楽です!」(イタリア出身)

「日本のスーパーはデリカテッセンの種類が豊富で、しかも温かい。あと鮮魚コーナーには調理済みの刺身や寿司もあって、専門店に行かずとも買えるのがすごい!」(イタリア出身)

「夜になると、お弁当などが割引になるのが嬉しいです。私の知っている限り、イタリアのスーパーでは会員だけが割引を受けられるようなシステムが多いので。会員にならなくても食べ物がお得に買えるのはすごいと思いました!」(イタリア出身)

日本のスーパーはお惣菜やお弁当がとても豊富で、しかも時間帯によってはかなりお得に購入することができます。とくに手の込んだメニューを少量から購入できるお惣菜類は、毎日の食事でもありがたい存在ですよね。

イタリアのスーパーは計り売りが一般的!

image by:Angelo Cordeschi/Shutterstock.com

また、イタリアのスーパーでは果物や野菜が1個単位ではなく、ほとんどが計り売りになっているそう。

そのため日本のように「リンゴ1個80円」だったら、商品をパッとカゴに入れてレジへGO!と、すぐに購入できるわけではありません。計り売りであるため、商品の重さを計測する必要があります。

image by:nathanhazel/Shutterstock.com

購入する際は、備え付けのビニール袋や手袋を使い、商品をピックアップ。そして商品のフダに記載されている番号を計量する機械に入力。例えば「20」と番号が記載されていたら、その数字を入力します。

すると料金が記載されたシールが印刷されるという仕組み。これだけでも日本とはまったく違う購入方法ですよね。慣れていないとかなり戸惑いそうですが、計り売りだからこそ、自分が欲しい量だけを購入できるのが魅力かもしれません。

このように同じスーパーという存在でも、国によっていろんな違いがあります。だからこそ、その国ならではのカルチャーを紐解くにあたり、欠かせない存在です。

海外だけでなく、国内の地域性をのぞきにスーパーを訪れてみるのも、旅の醍醐味になるのではないでしょうか。

  • image by:DFLC Prints/Shutterstock.com
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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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