靴、脱がないで!?外国人がショックを受ける、日本人にとって当たり前な行動
古くから伝わる文化や習慣のひとつに、やってはいけないことってありますよね。日本では「人をまたぐのは失礼」といわれますが、このようなNG行動は世界にもたくさん存在していることをご存じでしたか。
なかには日本人が当たり前のように行なっていることでも、国によっては相手を軽蔑する意味を持つ行為にとらえられることも。
そこで今回は、意外と知られていないけど外国人が不快に思う、日本人が海外でやりがちなNG行動をピックアップしてご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
「足の裏」を見せることは絶対NG?
素足で過ごすことも増える暑い夏。サンダルやビーチサンダルなど、通気性のよい靴を履く機会も多くなりますよね。
そんなとき、ふと「足の裏」が他人に見えてしまうことがあるかもしれません。しかし国によっては、足の裏を見せる行為はよくないこととされています。
例えば、中東やアジア圏では注意が必要。なぜならヒンズー教や仏教国の一部地域では、足の裏は体で汚い部分と考えられているからです。
場合によって足の裏を見せる行為は、相手への侮辱とみなされる恐れもあります。外出先ではあまり機会はないかもしれませんが、靴はなるべく脱がないほうが無難かもしれません。
また、靴を履いているかどうかにかかわらず、タイでは人に足を向けることが非常に失礼な行為のひとつ。仏様や目上の方に向けること自体がNGなので気をつけたいですね。
「バスなどで運転手の後ろの席に座る場合、たとえ壁で仕切られていても足を組んだり、壁に足をつけてはいけません」(タイ出身)
日本では外出先なのに靴を脱ぐの?
ちなみにNG行動やマナー違反ではありませんが、室内で靴を履かない日本のカルチャーに驚いたという声も聞こえてきました。
日本ではたまに飲食店などで靴を脱いで、お座敷にあがることがありますよね。ほかにも銭湯・温泉施設などでも素足になる機会があるはず。しかし、その外出先で靴を脱ぐということに抵抗を感じる外国人も少なくない様子なのです。
「日本の居酒屋に行ったらお座敷で靴を脱ぐタイプの店でした。母国では外出先で脱ぎ履きする文化がないから驚きました。脱がなくてもよくない!?とは正直思います。あと靴下を晒すのが恥ずかしい(笑)」(フランス出身)
「室内で靴を脱ぐのは知ってたけど、トイレでまた別の専用スリッパに履き替えるのは正直めんどくさいなって思ってしまいました。でもきちんと衛生管理できているっていうことなのかな?」(アメリカ出身)
たしかに欧米諸国をはじめとした海外の一部の国では、屋外でも室内でも靴を履いて過ごすケースも珍しくないですよね。
しかし日本では室内で靴を脱ぐ文化があり、とくに畳では裸足が心地よく感じるもの。場合によっては、海外で気づかぬうちに人前で足の裏を出してしまうことがあるかもしれません。
さきほどご紹介した通り、一部の国では足の裏を人に見せると失礼な行為にあたることもあります。海外を訪れたときや外国人と過ごす際には、足の裏を見せたり、人に足を向けたりしないよう、気をつけておいてもいいかもしれませんね。
- image by:Unsplash
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