秘湯ブームの火付け役。乳頭温泉郷「鶴の湯」で極上な湯治体験
温泉ホッピングで4つの源泉を堪能!
乳頭温泉郷には10数種類の源泉が沸き、7つある宿はそれぞれに独自の源泉を持っていますが、「鶴の湯」の所有する源泉の数はなんと4本。
美人の湯と呼ばれる硫黄泉の白湯、ナトリウム塩化物―炭酸水素泉で子宝の湯の名を持つ黒湯、眼への効果が期待できるといわれる中の湯、黒湯と同じナトリウム塩化物―炭酸水素泉でありながら硫黄分を含む滝の湯の4つの異なる源泉です。
ちなみに有名な混浴露天は白湯、女性用の露天は黒湯の湯船となっています。どちらも珍しい足元から湯が湧き出してくるタイプの温泉で、浸かっているとお尻の方からじんわり温かな湯を感じるはず。
源泉の数が多いということは、イコール風呂の数が多いわけで、温泉ホッピングが体験できるのが「鶴の湯」の特徴。
それぞれ白湯、黒湯、中の湯と源泉別に湯屋が分かれて配置され、浴場と浴場はつながっていないので毎回服を脱ぎ着して移動する仕組みです。
立ち寄り湯の場合、実はこれがすごく面倒なので、夏だったらワンピースのようにさっと脱ぎ着ができる服がおすすめだし、面倒くさがりの私は冬に訪れた際にはパッとコートを着て移動していました。
ちなみに滝の湯の源泉は打たせ湯に使用されているので、夏季のみの利用となります。
気になる混浴露天「鶴の湯」ですが、女性の場合は中の湯から続く専用通路をとおって混浴露天にアクセスします。露天へは湯に浸かりながら入っていくし、濃いにごり湯なので、ハードルはかなり低いタイプの混浴。
とはいえ、超がつくほどの人気の温泉なので、平日でも男性客がわんさかい過ぎて、入りづらい空気感漂うかもしれません。
混浴露天はこの宿の代名詞とも呼べる存在ですが、個人的な意見として女性用露天の方も同じような景観で広さもたっぷりなので無理に混浴にこだわらずともいいような気がしています。
女性にとって混浴はタイミングが命なので、訪れた際に素敵なタイミングとなることを祈っています。
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