大阪は第37位、東京は?世界で最も「生活費がかかる都市」ランキング
大阪は第37位、シカゴと同じくらい?
日本のなかで、横浜や名古屋よりも物価が高いと判断された都市は「大阪」です。大阪市の人口は約269万人。「都構想」の旗印の下に、東京に肩を並べる都市としての存在感を発揮しようとする姿に全国的な注目が一時期は集まっていました。
そんな大阪の暮らしに必要なお金の水準は、どういった世界の都市と並んでいるのでしょうか。
前後の順位を確認すると、第39位がベルギーの「ブリュッセル」、第38位がセイシェルの「ビクトリア」、大阪を挟んで第36位がアメリカの「シカゴ」、第35位がフランスの「パリ」となっています。
セイシェルとは、インド洋に浮かぶセイシェル諸島からなる共和国です。
アフリカ大陸の東岸の洋上、モザンビーク海峡を挟んでマダガスカル島が浮かんでいます。その北東に位置する島々ですね。ブリュッセル、シカゴ、パリについては説明不要の大都市だと思います。
ちなみに、同ランキングのもとになったマーサーのリリースする「Cost of Living」とは、家賃や不動産の価格、交通費、食べ物の価格、衣類の値段など、200に及ぶ商品やサービスの値段を計算し、各都市での暮らしに必要なお金を算出しています。
物価の上昇も考慮に入っている最新版の調査なので、信ぴょう性は高いといえそう。ただし、円安が進み外貨の価値が高くなっているいまは、ちょっとまた感覚的に違ってくるかもしれませんね。
日本を代表する「東京」は何位に?
最も生活にお金のかかる日本の都市はやはり「東京」でした。その順位は第9位です。世界で十本の指に入るくらい、生活にお金がかかる都市が東京なのですね。
では、大阪から東京までの間に位置する、世界の主要都市をざっと抜粋して見てみましょう。
- 第33位:ドイツ「ミュンヘン」
- 第31位:アラブ首長国連邦「ドバイ」
- 第30位:アメリカ「ボストン」
- 第28位:台湾「台北」
- 第25位:オランダ「アムステルダム」
- 第20位:アメリカの「ホノルル」
- 第17位:アメリカ「ロサンゼルス」
- 第15位:イギリス「ロンドン」
- 第14位:韓国「ソウル」
- 第10位:中国「北京」
- 第8位:シンガポール
- 第7位:アメリカ「ニューヨーク」
- 第6位:イスラエル「テルアビブ」
そうそうたる都市の名前ですね。そうした諸都市の並びのなかでも東京は、さすがの存在感だと分かります。では、第1位はどこの都市でしょうか。ちょっと想像してみてください。