ビーチすれすれに飛行機!?旅のプロが本気で選んだ、海外・国内「絶景」12選
北欧「フィンランド」には森と湖の絶景がいたるところにある
自然あふれる郊外まで行かずとも、「その辺に絶景がある」と感じたのが、北欧でした。「フィンランド」の首都ヘルシンキは都市と呼べるエリアがわずかで、その他多くが「森」に囲まれています。
鉄道駅の近くにあるにぎやかなエリアから少し歩くだけで、深い森がいくつもありました。その辺はまだ遊歩道があるので、迷っても大丈夫。素晴らしい景色が身近にあると、心身とも癒し効果も抜群です。
中国の古都「西安」で見た、想像を絶するライトアップ
絶景は、自然だけではありません。人工的に作り上げられた街の景色でも、感動することがあります。
その1つが、中国・西安にある「大唐不夜城」でした。その名の通り、夜にライトアップされるここにかつてあった都・唐の城下町をモチーフとした街並みですが、そのライトアップ具合がまさに想像を絶するレベル。
「もはやここは昼では」と思えるほどギラギラにライトアップされ、節電という言葉は見当たらず。さすが中国と、ただただ圧倒されました。
道東にある地の果て「野付半島」。数年後に沈んでなくなる可能性も
海外の隅々まで行くと、日本の国土の小ささを思い知らされます。ただ、日本でも「ここは絶景だな」と思ったこともいくつかあります。
その1つが、北海道の東部にある「野付半島」です。
道東にある、まさに地の果てのような景色。途中で車を降り、その先は歩くか、乗り物に乗って行くしかありません。果てしなく続く湿原地帯に、野生動物の姿も。
なお、地球温暖化の影響で海面が上昇し、数年後にこの半島は沈んでしまうとも言われています。いち早く行くのがおすすめです。
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スピリチュアルな雰囲気が漂う「熊野古道」と「屋久島」
海外ではなかなか体験できない日本のここが絶景だと思ったのは、和歌山県の「熊野街道」です。深い森の中を歩いていると、神々が宿るかのような荘厳な空気が感じられます。
熊野では特に、「川湯温泉」がおすすめ。早朝に河原にある露天風呂に1人で入っていると周辺が霧に包まれ、まさに幻想的な世界を体験しました。
深い森と言えば、鹿児島県の「屋久島」も絶景と言えるでしょう。白谷雲水峡や屋久杉周辺などは、まさにスタジオジブリの映画『もののけ姫』の世界です。
絶景は人それぞれ違う、ガッカリも意外な発見もある
多くの場所を訪ねて旅を重ねると、ただその場所に立つだけではなかなか感動しなくなりました。特に、絶景と呼ばれる場所はその写真がネット上や書籍にあふれ、目が見慣れてしまうことで行った気になり、感動が薄れてしまうことも。
その一方で、たどり着くまで大変だった場所の景色に特に感動したり、絶景と名高い場所の近くにある、別の知られざるスポットのほうが良かったりという体験も多々。ここが絶景だと思う思わないは、人によって確実に違います。
数多く紹介されている絶景スポットは、あくまで参考とする程度が実はおすすめ。実際に足を運んで自らの目で見て感じる直感こそ、最も正しいと言えるでしょう。
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