中国に住むと考え方が変わる?在中日本人が現地の生活で驚いたこと
突然の荷物チェックにビックリ
国内旅行をする際、新幹線やバスなど、飛行機以外の乗り物を利用するときがありますよね。日本では電車と同じようにチケットさえあれば新幹線にすぐに乗り込むことができるので、気軽に旅に出やすいのも嬉しいポイントです。
しかし中国では、飛行機だけでなく、高速鉄道を利用するときにも厳しい保安検査が実施されているのだとか。
「中国での国内旅行でバックパックを持っていたら、なぜか毎回別室で荷物検査をされて戸惑いました。一緒に行った友人はトランクケースだったので普通の荷物検査で終わっていたのですが…。もしかしたらバックパックはなにか疑われる要素があるのかなと不思議になりました」
テーブルクロスは捨てるもの
中国では、食べ終わった魚や肉の骨、エビの殻などはお皿の上にはおかず、テーブルの上におくことが一般的です。
お皿の上に骨などを戻さないのがマナーとされていて、テーブルを綺麗にするときはテーブルクロスごとまとめて片付けるのが当たり前なのだとか。
「上海に住んでいたときのことなのですが、地元のレストランのほとんどが、テーブルクロスごと片付けていました。中国では肉の骨とかエビの殻とかの食べかすをテーブルに置いたままにします。その食べかすと一緒にテーブルクロスを捨てるので、大抵テーブルクロス代として1元ほど取られていました」
営業時間は入ってみないとわからない
目的のお店へ行くとき、営業時間を調べることは日常的にあるはず。例えば、検索エンジンや公式サイトでは、お店の定休日や営業時間が掲載されているので、それをもとに行動しますよね。
しかしながら、IT先進国といわれている中国では意外とお店の営業時間が正確ではないこともあるそう。
「中国では現金を持ち歩く必要がないくらい、電子マネーやITが普及している反面、実はお店の営業時間など行ってみないとわからないことが多いんです。営業時間や定休日は日本の方が正確だと思います」
急がなくてもいいやって気持ちになる
大都市ほど避けては通れない渋滞問題。車で行動していると、時間帯によってはかなり混雑していることもありますよね。それは日本だけでなく、中国でも同じこと。
「中国は人口が多い分、車もとても多いです。とくに市街地は道路が混雑するのは当たり前なので、かなり早めに行動することを意識するといいです。でも、実際に長く住んでいると別に急がなくてもいいやって考えになってきます」
渋滞などで車が動かないと、「早く早く!」と思ってしまうもの。とくに時間がないときは、焦ってしまうこともあるでしょう。しかし、そう思ってもすぐに渋滞が緩和されるわけではありません。
だからこそ焦りは禁物。事故やトラブルに遭わないためにも、お互い譲りありの気持ちが大切ですよね。
また、在中日本人によると、中国人は時間に寛容な人が多いそう。待ち合わせ時間ぴったりに集合するのではなく、少し遅れたりすることは当たり前。それでも遅れた人に対してイライラすることなく、気長に時間を過ごすようです。
このように日本とは距離的に近い海外の国である中国でも、考え方やマナーの違いはたくさんあります。その違いがあるからこそ異文化を感じながら、改めて文化を深掘りできるはず。それぞれの国の良さを見つけていきながら、カルチャーショックを楽しんでいきたいですね。
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