ぶっちゃけ日本のことどう思ってる?海外育ちの「帰国子女」に本音を聞いてみた

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2023/08/05

文化を作り上げるのは気質?日本人らしさあふれる気遣いや優しさ

image by:AsiaTravel/Shutterstock.com

帰国子女のみなさんは、普段どんなときに「日本人らしさ」を感じているのでしょうか。

「日本人は、行列がどんなに長くても文句を言わずにキチンと列に並ぶ。自分の順番がくるまで待つ姿勢にとても好感が持てました。真面目な国民性もあるのでしょうが、心に余裕がないとできないこと。私もそんな姿勢を見習いたいです。」(カナダ/15歳で帰国)

「みんな礼儀正しくて親切です。海外では言葉や習慣の違いでトラブルになることも日常茶飯事でしたが、日本ではみんなが丁寧に話しかけてくれたり、困っているときに助けてくれる。日本人と友だちになることで、コミュニケーションや協調性を学びました。」(アメリカ/高校生の時に帰国)

帰国が対人関係を学ぶきっかけになったのはうれしいですね。そのほか「礼儀」に関しては、帰国子女ならではの視点を感じる意見もありました。

「子どもの頃から礼儀作法の教育がすごい。ほかの少子化の国では子どもを甘やかして、電車やスーパー、公共の場で好き勝手に遊ばせていることもある。

日本も少子化なのに子どもに対して厳しく教育している家庭が多くて、礼儀正しい子ばかりで驚きました。」(中国/大学生の時に帰国)

すべての家庭が当てはまるわけではありませんが、少子化ゆえに子どもを大切に育てたい気持ちがあるのかもしれませんね。

落とし物がほとんど返ってくること、落とし物を拾って届けてくれる人が多いこと、警察が優しいこと、すべてに驚きました。

日本で落とした財布が隣町の警察署に届けられ、警察官が白バイで最寄りの交番まで届けてくれた時は感動しました。拾って届けてくれた人も警察官もみんな優しくて、素晴らしい国だと思いました。」(中国/8歳で帰国)


今回は、帰国子女の方々に、日本に帰国して驚いたことや、いいなと思ったことについてたくさん語っていただきました。

多感な時期に海外で過ごした「帰国子女」たちの日本に向けた視点。

風景や食事、そして日本人として生まれ持った性格や気質も日本の魅力として大きく作用していることがよくわかりました。

これからもよい文化はそのままに、魅力ある国でありつづけたいですね。

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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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