パンダだけじゃないんだ。さまざまな文化が詰まった「上野公園」
恩賜上野動物園(上野動物園)
上野と聞いて一番最初にこの「上野動物園」を思い浮かべる方も多いのでは?1882年にオープンした日本で最も古い動物園。日本で一番有名な動物園といっても良いでしょう。
約300種類の動物たちに会える場所ですが、上野動物園といえばやはりパンダです。2020年にオープンしたパンダのもりでは、2023年現在5頭のパンダが暮らしています。
日本の動物たちはもちろん、トラ、ゾウ、ホッキョクグマと多種多様な動物たちが飼育されており見応え抜群。動物たちの住む本来の環境に近づけるように作られた展示方法にも注目してくださいね。
上野の森美術館
美術館というのは、昔の芸術作品を展示するだけの場所ではありません。クラシックなアートだけでなく、漫画や芸能人の個展などさまざまなジャンルの企画展示を行うのが「上野の森美術館」です。常設展示はなく企画展示のみを行う一風変わった美術館で、いつ訪れても新しいものに出会えます。
2023年はCygames展やモネ展などが予定されています。アニメーションから印象派まで、芸術ジャンルにとらわれないおもしろい展示が見られます。展示スケジュールについてはホームページで公開されていますので、ぜひチェックしてください。
花園稲荷神社/五條天神社
美術館・博物館だけではないのが上野公園の魅力です。日本文化の筆頭ともいえる神社仏閣が園内にあるのも上野公園の大きな特徴のひとつ。上野のパワースポットとして知られる「花園稲荷神社」も公園内に鎮座しています。
ずらりと並ぶ朱色の鳥居が目を引く花園稲荷神社。創建年数は不明ですが、1600年代にはすでにこの場所に鎮座していたとされています。1873年に再整備され、その際周囲が花畑だったことから花園稲荷神社と呼ばれるようになりました。
お隣に鎮座するのは「五條天神社」。二社あわせて上野随一のパワースポットと呼ばれています。花園稲荷神社は縁結び、五穀豊穣、商売繁盛のご利益をくださり、五條天神社は健康のご利益があるのだとか。二社回れば仕事はうまくいき、健康で、ご縁も授かれる最強の状態になれるかも。
不忍池
外周約2kmにも及ぶ巨大な天然池が「不忍池」です。蓮の花で満たされる蓮池、ボートの浮かぶボート池、カワウの住む鵜の池の3つに分けられた池で、中央には弁財天を祀る人工の島、弁天島が浮かんでいます。
周囲は桜の木が植えられ、お花見の時期になるとお花見を楽しむ人が多く訪れます。スワンボートに乗り水面から眺める桜は格別!7月中旬から8月にかけての蓮の花も見どころです。実は国内有数の蓮の名所なんですよ。東京に自然の名所があるなんて不思議ですよね。さすがは都会のオアシスです。
都会のオアシスで素敵な休日を
上野公園内にはご紹介した以外にも東京藝術大学美術館、東京都美術館など文化・芸術に触れられる場所がたくさんあります。
ひとつの美術館・博物館に立ち寄り、公園内を散策するだけでも十分楽しめる上野恩賜公園はまさに都会のオアシス!芸術に触れ、散策を楽しみ心が豊かになる素敵な休日を上野公園で過ごしませんか。
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